NASAのニュースリリースによると、ハッブル宇宙望遠鏡で長期にわたり撮ってきた写真を合成して、132億年前の宇宙の様子を示す鮮明な写真を公開しました。
こちらは夜空の非常に狭い領域を、合計50日間(200万秒=23日)の露出時間を掛けて撮影したといいます。写真は2382×2078ピクセルで、クリックによりブラウザ上で拡大します。
渦巻銀河などが良く分ります。赤い銀河は地球から遠ざかる赤方偏移を示していて、逆に青色の銀河は青方偏移により地球に寄って来ている事を示しています。宇宙の誕生であるビッグバーンが137億年前といいますから、宇宙が誕生して5億年という若い時の写真という事。
こちらが2009年時点でまとめた映像。比べると今回の映像は更に鮮明になっているのが分ります。ハッブル宇宙望遠鏡は、2009年にスペースシャトルミッションSTS-124による大修理を受けており、その成果がここでも発揮されたようです。
ラベル:ハッブル宇宙望遠鏡