前回は並べ替えとフィルターでした。今回はクロス計算機能のピボット(Pivot)テーブルです。
こちらのようなテーブルの集計や分類・分析などをする事にします。
テーブルを指定して「ピボットテーブルの作成」をクリックします。こちらのようにレポートの形を指定します。
必要なのはタイトルだけでしょう。データの範囲はテーブルを選択していれば自動で入れられます。
次に「ピボットのデザイン」をクリックして実際のデータ操作の指定をします(こちら)。
殆ど英語記述になりますが、サンプルを見ながら「Fields List」にあるテーブルの見出し名をColumns・Rows・Dataの各ボックスにドラッグ&ドロップします。
分類すべき項目はColumnsかRowsに入れ、分類毎に集計したい数値の詳細はDataに入れるのが一般的(と限らない場合もありますが・・・)。
今回の場合、 id項目を商品(ID)、point項目を商品分類、value項目を単価と想定してピボットテーブルによる集計をした例がこちら。
この表の解釈として、
- 商品分類Xは比較的低価格のもので商品数の多い。
- 商品分類Yは高級品から普及品まで幅広い。
- 商品分類Zは高級品になっている。
これはデータ自体が少数な簡単な例になっていますが、データ量(例えば今回の例では商品数)が多い時には非常に効果があります(実際には販売量との関係で見ていくのでしょうが・・・)。
もう1つの分類例としてこれまでの例を販売実績(商品id、販売額、商品分類)としてみます。こちらのようにpoint項目をColumnsに入れ、valueをDataに入れて集計指定します。
こちらのような結果になります。
分類(X、Y、Z)毎の売上が分ります。
このように集計・分類作業は非常に容易なのですが、デジタルデータとして基本データを用意する段階が個人で利用する時は大変なのです・・・仕事の上では色々なデータがコンピュータ上で処理する事が多くなったので自動的に集まる事が多いのですが・・・
これは個人が切実な問題を解決したいと思わないと進まないでしょうが、次回には集計・分析をビジュアルに提示する事をしてみます。
ブラウザによる差異があります。確認できている点は、ピボットテーブル作成時のデザイン指定でIE9の場合にPreviewやHelpは中途半端な表示なります(こちら)。
できるピボットテーブルには問題はありません(こちら)。Google Chromeの場合はFirefoxと同じ表示でした。
【改訂】 2012年09月19日 21:45 ブラウザによる差異について追記