2012年06月22日
悠久 トルコの旅(20):イスタンブール - 旧市街(アヤソフィア) (1)
前回に続く旧市街の見学で、今回は「アヤソフィア(Hagia Sophia、[トルコ語]Ayasofya)博物館」で、ビザンツ建築の最高傑作といわれます。
前に訪れたブルーモスクとの間にある広場から撮った(ガイドのお奨めポイント)のがこちら。
まず歴史の確認から。
東ローマ帝国時代の4世紀に最初の(小さな)聖堂が作られました。幾たびか焼失・再建を繰り返しましたが、537年に殆ど今の姿になり1453年の東ローマ帝国の滅亡までキリスト正教会の大聖堂でした。
その後オスマン帝国時代は4本のミナレットを作ってイスラム教のモスクとして転用されました。その際キリスト教のモザイク画を漆喰で塗りつぶす方法を採っていたので、19世紀の改修時の調査でモザイク画が発見され、トルコ革命で初代大統領のアタテュルクが博物館として公開する事にしました。
アヤソフィアとは、「聖なる知恵」を意味しています。その内部構成はこちらのようになっています。
我々が入ったのが図の左側から(上掲写真の左側)で、入口部分はこちらのようになっています。
写真右端の大きな入口が皇帝の入口(imperial entrance)で、上部にはこのようなモザイク画が残っています。
「キリストと皇帝」
私は遠慮して横の入口から本堂に入りました・・・ドーム内で一旦ガイドから全体的な説明を受けてから、(ガイドのサジェッションに従って)まず2階に上がりました。2階へ登るには上掲構成図の11時の方向にある傾斜道(ramp to galleriesの表示)を使います。
2階はこのようになっています。
2階からドーム内部を撮ったのがこちら。
2階部分にはモザイク画が断片的に表出しているのを見る事ができます。写真に撮ったものを掲載しておきます(説明はこちらを参照)。
「聖母子」(Virgin Mother and Child)
「デイシス」
「キリストと皇帝コンスタンティノス9世、皇后ゾエ」
「聖母子と皇帝ヨハネス2世コムネノス、皇后エイレーネー(イリニ)」
「????」
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