2012年06月21日
悠久 トルコの旅(19):イスタンブール - 旧市街(ブルーモスク)
昼食後のイスタンブール旧市街観光でブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿の位置関係はこちらのようになっています。左下から右上の順にブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿です。
最初はブルーモスクといわれる「スルタンアフメト・モスク(Sultan Ahmed Mosque、[トルコ語]Sultanahmet Camii)」。Camii(ジャーミィ)はモスクの意。現役のイスラム教の祈りの場で、オスマン帝国時代の建築(1616年完成)の傑作といわれます。
次に訪れたアヤソフィア博物館との間にある広場から撮った(ガイドのお奨めポイント)のがこちら。
ミナレット(尖塔、minaret、[トルコ語]minare)は4本だけが見えますが、6本あります。地方の町々にあるモスクは1本乃至2本です。アヤソフィア博物館は4本ですし、エジプト・カイロのムハンマド・アリー・モスク(イスタンブールのモスクを模したといわれる。訪問記はこちら)でも2本でした。
ガイドにミナレットの本数に関して基準があるかと質問したら、「寄付した人の気分しだい」との事でしたが、財力と権威付けをどの程度と考えるかという事でしょうか。ただ、ブルーモスクについては、設計者がスルタンからの「黄金(Altun:アルトゥン)」のミナレットという所望を、「6(Altı:アルトゥ)」("ı"は"i"ではない)と聞き間違えたという話しもあります。
見学手順で祈りの時間帯を避けてくれたので中まで入る事ができました。こちらで若干行列になり内部も多くの人がいました。
残念ながら(泉亭がある)中庭は見られませんでした。内装はブルーモスクといわれるだけあって、青を中心としたイズミックタイルの装飾が綺麗でした(こちらやこちらやこちらやこちら)。
見学の出口からアヤソフィア博物館へ向かう所でチューリップが満開になっていました。訪問時期が若干遅かったのですが、こんな様子を見られて良かった・・・
所で、チューリップはトルコ(や中央アジア)が原産地です。トルコからオランダに贈呈したものが改良されて世界中に広まり、今ではオランダが原産国というイメージでした。考えてみればイギリスなど西欧諸国は大航海時代に世界中の植物を収集している訳ですから迂闊だったといえます。トルコの「チューリップ時代」と呼ばれる時期(18世紀)には、西欧でのチューリップ栽培熱が「逆輸入」され、チューリップの栽培が流行しました。
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