第4日目の朝早くにパムッカレとヒエラポリス遺跡を見学した後、1日だけで600km以上を移動してカッパドキア地方に向かいました。途中でコンヤ(Konya)というルーム・セルジューク朝の時代に首都だった事もある都市を見学しました。ガイドはコンヤについて京都のような位置付け(古い都)という表現をしていました。
まず各観光地の位置とツアールートを再掲載します。
コンヤはこちら、中央アナトリア地方になります。
ツアールート
コンヤでの見学はメヴラーナ博物館(Mevlana Museum)とインジェ・ミナーレ博物館(Ince Minaret Medrese)。
メヴラーナ博物館(こちら、入り口はこちら)は、メヴレヴィー教団を13世紀に開基したメヴラーナ(ジャラール・ウッディーン・ルーミー)の霊廟です。「脱イスラム政策」で教団は解散になりましたが、歴史的文化価値などから霊廟は博物館として公開しています。
内部は博物館といえども今でも棺が祀られており撮影ができません。その他直筆の本や愛用品・衣服などの遺品なども展示しています。
メヴレヴィー教団はセマー(Sema、Sama、旋回舞踏)でも知られ観光客向けのショーとして見られます(こちらを参照。今回のツアーには入っていませんでした)。旋回舞踏はより広くはスーフィズム(Sufism)での修行の1つとして行われてきましたが、エジプト旅行で観光客向けスーフィー・ダンス(sufi dance)としてショー化しているのを見ました(こちらを参照)。
メヴレヴィー教団のセマー
メヴラーナ博物館の入口に対面する別棟には、こちらのようなセマーなどの様子を示す修行僧の人形や宝飾品などを展示しています。
インジェ・ミナーレ博物館(こちら)は、イスラム関係の彫刻の博物館という事ですが、未だ先の移動距離があるので入口だけの見学。しかしこちらのように建物の彫りを見るだけでも十分にその文化の様子が判ります。
インジェ・ミナーレの名「ince(細い) minaret(尖塔)」は右のミナレット(尖塔)からきていて、ミナレットは以前はこの写真の3倍の高さだったとか。落雷で崩壊。
インジェ・ミナーレ博物館はアラアッディンの丘(こちら)の周りにあります。アラアッディンの丘は住民の憩いの場所となっているようで、周辺はトラムが周回する(こちら)中心街です。