ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Network Service、SNS)としてmixiやFacebookが良く使われ、最近は「Google+」が話題になっています。
SNSは名前の通り広く友達を探して繋がる事を目的としている事もあって、セキュリティの課題が常に付きまとっています。友達の範囲はある程度限定できて、その中での親交を深める目的であれば、グループウエアや中小規模企業向けのオフィースシステムを使うのが良いかも知れません。
グループウエアや企業向けシステムは、これまでコンシューマには近寄りがたい点がありました。しかし昨今は使い易くなった上、低価格になってきました(無料のサービスもあります)。
そこで、ウェブアプリケーションによるサービスで、中小規模を想定したグループウエアやオフィースシステムを幾つか取り上げて使ってみる事にしました。
まず最初に、文書のWord・ExcelやメールのOutlookなどを中心とし、PCでローカルに使う場合と近い事を売りにしている、マイクロソフト社のOffice365を使ってみる事にします。
小規模を想定すると、「Office 365 for professionals and small businesses 」(プランP1)という事になります。
現在30日間の無料試用サービスがありますので実際に使ってみます。
まず、こちらから「試用版の入手」をクリック。
更に、こちらで「プランP試用版の入手」をクリックしてサインアップします。
画面に従ってユーザ登録します。登録が終わると、このユーザアカウントが10ライセンスとサブドメイン「xxxx.onmicrosoft.com」の管理者になります。また、サブドメイン対応のメールアドレスが割り当てられています。
管理者としてログインするとこのような画面になります。
まず、管理者としてコミュニケーションする人達の登録をします。「ここから開始する」の第4項にある「管理者」をクリックします。管理者の画面(こちら)から「ユーザー」→「新規(ユーザー)」でユーザーの登録をします(こちらを参照)。
全ての項目を入力をしても良いのですが、必須なのは表示名とユーザー名(メールのID)です。後は画面に従って設定しますが、デフォルトのままで十分です(但し、未設定分の情報はユーザのプロフィール画面から変更できないようです・・・)。
ユーザの一時パスワードを管理者のメールアドレスに送る事ができますので、コミュニケーションする人達に転送して各人のパスワードを設定してもらいます。
転送されたメールで指定するサイトからパスワードの設定をします。その際、パスワードのレベルが不十分だと設定できませんので注意してください。
今後ユーザがパスワードを忘れたなどの対処も、管理者画面からパスワードをリセットして一時パスワードを設定する事ができます。
【改訂】2011年10月25日 15:45 PowerPointに関する記述誤りの修正