ハワイ島(The Island of Hawaii)でサウス・コハラ・コースト(South Kohala Coast)と呼ぶ地域を拠点とした1週間でのドライブコースはこちら。
ハワイ島6日目はノース・コハラ地区のポロル渓谷(Pololū Valley)でした。最終となる7日目はマウナ・ケア山(Mauna Kea、標高:4,205 m)での夕日・星空ツアー(日本人向け)に参加しました。このツアーは一旦都合で予約をキャンセルしたのですが、キャンセルがでたとの事で声を掛けてもらいました。
夕日が見られるのは18時30分頃ですが、ツアーのホテル(実際はコンドミニアム)からの指定出発時間は昼過ぎでした。マウナ・ケア山に到着するまでの走行距離(約100km)という事もありますが、標高4,000mでの希薄な酸素状態に慣れる為に休憩場所を数多くとる必要がある為のようです。
他のホテルでのツアー同行客を拾いながらなので若干遠回りをしていますが、2日目にレンタカーで走行した200号線を進みました。途中で200号線沿いだけでも3ヶ所で休憩。
1ヶ所目は日系人経営(らしき名前・・・)の牧場で道路沿いから馬に触れる時間(こちら)。
ここで注釈・・・馬が網の下部を押してまで草を食べようとしているのは、放牧場所には食べたがらない草ばかりが残っているので、網外の好きな草を食べたい為だそうです。実際そのような草を与えると喜んでいるようでした。
2ヵ所目がマウナケア州立公園の駐車場(こちら)。マウナケア山を近くに見上げる位置ですが、その反対側にはマウナ・ケア山があります。マウナ・ロア山(Mauna Loa)は山の体積が世界で最も大きい山だといいます。山頂の標高が4,169 mですが、こちらのように非常になだらかな稜線になっていますから、富士山(標高:3,776m)の70倍以上の体積だと言う説明に納得。
3ケ所目がマウナ・ケア山への上り道への入口近くで溶岩が固まった後の地点(こちら。背景はマウナ・ロア山)。
マウナ・ケア山への拠点となるオニズカ・ビジターセンター(標高:2800m。Onizuka Center for International Astronomy)に到着したのが17時10分頃(こちら)。ここで高山病対策を兼ねて早めの夕食時間となり弁当が出ましたが、温かい味噌汁が出たのには感激。
また、防寒服も配られました。星空を見る時には0℃以下になるそうです。
マウナ・ケア山に向けて更に急な坂を登りますが、ここからは四輪駆動車以外は進めません。酸素が薄くなる対策で更に途中で停車しました。路肩の小さな停車できる地点から撮った景色がこちら(パノラマ処理しています)。
左がヒロの街(東)側、右がサウス・コハラ・コースト(西)側で、背後がマウナ・ロア山。古い噴火口の跡が良く見えますし、ハワイ島の東側の気候が雨がちで西側が乾燥気味という事とも分ります。
良く知られているように、マウナ・ケア山の山頂には日本の国立天文台のすばる望遠鏡があります。ツアー添乗員に記念写真を撮ってもらいました(この写真しかないので掲載・・・・防寒服も見てください)。
夕陽を見る地点に到着したのが17時20分頃で、日没まで15分ぐらいしかありませんでした。尤も、寒い所で夕陽以外殆ど見るものも無いので、長くは居られないのですが・・・・
良い天気であったので海に沈む夕陽が見られるものと思っていましたが、残念ながら雲海に沈む太陽でした。撮れた夕陽がこちらとこちら(パノラマ処理)。
もう1枚こんな写真があります。観測所の奥に見える島は隣のマウイ島(The Island of Maui)です。
さて、星空の方ですが、展望台群から少し下がったポイントで見ました。天の川を挟んで神話を題材とする各星座の説明がありましたが、それらの周りや間にも輝く砂を蒔いたように星々があるのが分りました。
もう一つ驚いたのは、各星を一つ一つレーザー光で指し示せる機器の存在。全天の星々に向けて個々の星を明らかに指し示せるような光を放っていました(何処の製品なのでしょうか・・・?)。
三脚を持ち込んでも星空の写真は撮れていません。ツアー同行者で最新の高感度なカメラを持ち込んで写真を撮っているのをみるにつけ、私のデジカメも随分古くなったのを実感しました。
尚、海に沈む太陽は前の日に宿泊先近くの海岸で撮っています(こちらとこちら)。
上掲しているパノラマ写真は原本サイズで見る事ができません。こちらとこちらとこちらとこちらで(虫眼鏡アイコンをクリックして)ビューアにより見る事ができます(但し、現状はIEのみ。Google Chrome、Firefox、Safari、Operaでは見る事ができません・・・!?))。
ラベル:ハワイ島