公式Gmailブログによると、Gmailをオフラインでも利用できるようにする「Gmail Offline」を公開しました。
こちらでGmailのオフライン機能実現を紹介していますが、この時は、「Labs」開発サービスとしてでした。その後2009年12月に正式サポートになりましたが、Webアプリのオフライン化を可能にする拡張機能「Gears」をHTML5などのWeb標準に移行し、Gearsの開発は終了すると2010年2月に発表していました。今回、HTML5で作成したアプリ「Gmail Offline」としてオフライン機能を復活しました。
- グーグル、Gmailにもオフライン機能を実現【2009年02月07日】
まず、ブラウザGoogle Chrome(最新14.0.835.157 betaで確認)でHTML5で作成したアプリ「Gmail Offline」(無料)をインストールします。その為に「chrome web store」のこちらから「Add to Chrome」をクリックします。その際、Googleサービスにログオンできていなかった場合、ログイン後に再度「Add to Chrome」をクリックします。
Chromeの新しいタブを開いてGmailのオフラインアイコン(こちらを参照)をクリックすると、メール一覧のページになります(こちらを参照)。
左上の「メニュー」をクリックすると、このようにトレイの一覧が分るようになります。
オフラインの状態でもこちらのフォームでメールの作成(と送信指示まで)はできます。ネットワークと繋がると自動的に発信されますし、新たに届いたメールも受信できます(こちらを参照)。
そう、ネットワークに繋がっているかどうかを意識する必要がありません。常にこのメールタブを使っていればいい事になります。添付ファイルについては(オンラインであれば)Googleクラウド印刷が利用できます。但し、メール内のあるURLをクリックすると、オフラインの場合(当然・・・!?)アクセスできません。
2点の注意があります。
一つはローカルにメールデータが残される事。初めてこのメールオフラインサービスを使う時にこのような画面になります。
ローカルのメールデータを削除する方法はこちら(英語)を参照。
二つ目はローカルとクラウドのメール同期が一部の約500メールになっている事で、重要と思われるメールをGoogleサービス側の判断基準によって優先的に取り込むようになっています。通常の利用の範囲では問題が発生しないと思われますが・・・・・
詳しくはこちら(英語)を参照。
尚、他のブラウザについても(HTML5の必要機能が搭載されれば・・・)実現する意思はあるようです。