2011年07月02日

北欧3カ国の旅 - コペンハーゲン郊外のお城見学(3)


前回はフレデリクスボー城でした。今回はクロンボー城です。

クロンボー城は、オスロからコペンハーゲンにフェリーで渡る時に朝方見る事のできたお城です(こちらに投稿)。ヘルシオア(Helsingør、[英名:]Elsinore)駅を降りればお城が見えますが、直線では行けず(ゆっくりした歩きでしたが)25分ほど掛かりました。

ヘルシンゲル駅からクロンボー城へのルート




クロンボー城(Kronborg Castle)は、シェイクスピアの戯曲「ハムレット(Hamlet)」(参考までにあらすじはこちら)の舞台として有名な城です。世界遺産にもなっています。

ハムレットの話しは、同時代に似た話しが出版され、少なからずその影響を受けたといわれます。この話しは北欧伝説が下敷きになっていて、武勇が伝えられているアムレート(Amleth)王子の名があり、最後の"h"を先頭に持ってきて、「Hamlet」になったとか・・・


お城をGoogle Earthで見たのがこちら





正面入口の門から撮ったのがこちらですが、お城の中に入る城門は正面左側に回り込んだ所にあります(こちら)。








狭い海峡を使った通行税の徴収拠点として、要塞機能を果たしたであろう事を強調するのにこんなこんな様子も見せています。








中央の広場から撮ったのがこちら。戦の場になったり、色々な時代状況での使われ方もあって、城内は創建当時の面影を残していないとの事ですが、現在はこちらこちらのように建物内は質素な装いです。











礼拝室はこちらです。





地下の見学コースがあって実際に中を歩いたのですが、非常の大きな空間になっており(暗くて写真が撮れていない・・・)、兵舎や地下牢として使われていたそうです。
デンマークの伝説の英雄オジェ・ル・ダノワ(ホルガー・ダンスク、Holger Danske、[仏]Ogier le Danois、[英]Ogier the Dane)の像がありました(こちら)。




ヨーロッパには英雄的な主人公が山や洞穴などで復活の時まで眠り続けるという伝説があり、オジェ・ル・ダノワの伝承でも、クロンボー城の地下に長いあごひげの武人の姿で眠り、デンマークの危機には目を覚まして人々を救うのだそうです。



改めて、フレデリクスボー城のあるヒレロズ(Hillerød)、クロンボー城のあるヘルシンゲル(Helsingør)とコペンハーゲンの位置関係をGoogle Mapsで確認しておいて、コペンハーゲンに戻ってから見学は次回とします。

コペンハーゲン近郊 ヒレロズ、ヘルシンゲルの位置関係



 
posted by 鎌倉太郎 at 19:14| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-北欧諸国 | 更新情報をチェックする
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