2011年05月16日

Google's Carがトリガーになる?、自動走行する自動車の開発


グーグル社の公式ブログによると、ロボットのように自動走行する自動車(前掲ブログでは単にautomated cars、メディアではGoogle auto driving carとかGoogle's Self-Driving Carなどと呼んでいるので、以下はGoogle's Carとします)を開発しています。

Google's Carは去年の10月時点で既に公道を140,000 miles(約225,300 km)以上を走行したとの事。発表から既に半年以上経過していますが、関連する事柄を調べてみました。



まず、既に見た事がある人もいるでしょうが、YouTube動画の映像で、デモ走行の様子がこちらで、高速道路上の安定走行中がこちら

Inside A Google Auto-Driving Car





Autonomously-driving Google Car by Robert Scoble





Google's Carのデモ走行の様子では、試乗しているメディアの人などの悲鳴が聞こえてきそう・・・でも、無事に試乗終了。



ハンドルに触っていなくても運転席には人が乗り、助手席にはソフトウェア・オペレーターがいます。 公道を走行する前に、熟練したドライバーが確認走行したり、安全には注意しているようです。

Google's Carは外部環境を把握する為にビデオ ・カメラ、レーダー・センサーとレーザー測距器を装備しています(こちらの図を参照)。更に、グーグル・データセンターの地形・地図データを活用するというポイントがあります。





長距離無人自動車の競技である米国国防総省のDARPA・グランド・チャレンジ(DARPAChallenges)に参加した技術者などが中心となっています。

しかし、実用化には未だ時間が掛かるようです。



現在でも自動車のいたる所でマイクロプロセッサーがコントロールしているし、プリクラッシュセーフティシステムも安全性の観点からスバルの「EyeSight」のように実用化(こちらを参照)されてきています。

スバル新型EyeSight SUBARU New EyeSight






駐車操作が苦手な人向けの支援機能についてはこちらを参照(後方を映すモニターを見る)。

インテリジェントパーキングアシスト 30系プリウス






高速で自動安定走行するシステムについてはこちらを参照。

F50 CIMA 車間自動制御システム






自動走行を可能にする技術について、こちらにまとめられています。

更に、新幹線早期地震検知システムのような、自然災害からの障害情報を取り込む技術に関しても追加する必要があると思います。


Google's Carの発表を機会に、これらのコンポーネント技術の集積として、技術統合へ方向付けが強化されるのではないでしょうか?


 
posted by 鎌倉太郎 at 17:50| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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