公式ブログによると、複数のPCやデバイス間でネット経由のファイル(フォルダ)同期が取れる「Dropbox 1.0」サービスを公開しました。「Dropbox」では2GBまでの容量に対しては無料になります。
- Dropbox hits 1.0!【2010/12/16】
リアルタイムなバックアップと複数PC・デバイス間でのファイル同期サービスについては、こちらで「SugarSync」サービスを紹介しています。
基本的には「Dropbox」と「SugarSync」は同等と云えますが、同期対象のフォルダの仕組みが異なります。
実際にこちらで同期を制御するアプリケーションをインストールします。
インストールが終わった後、新規アカウントの登録手続きがあり、こちらのように「Dropbox」の希望容量をチェック(2GB指定であれば無料)します。
セットアップとして「Typical」と「Advanced」があり、「Typical」の場合はマイドキュメントフォルダ内に「Dropbox」というサブフォルダを確保します。「Advanced」では指定のフォルダ内に「Dropbox」を確保します。
同期を取る他のPCまたはデバイスでも同様にインストールと「Dropbox」フォルダセットアップをしますが、既にとったアカウントでログインする事で、最初のPCと同期をとる事ができるようになります。
この「Dropbox」というフォルダが、
- 最初のローカルPC
- バックアップを持つクラウドのストレージ
- 追加のPCまたはデバイスのフォルダ
「SugarSync」の場合には各々のPC上でバックアップすべきフォルダを指定し、何れのフォルダもクラウドにバックアップし両者のフォルダが見られる(同期できる)事で同期の状態を確保する方式でした。
「Dropbox」の同期で最も感心した点は、以前のバージョンに戻る事ができます。リアルタイムなバックアップで(無料の範囲で)何時も困るのが、大きな改定をした後に誤りに気付いても元に戻す手段がない事でした。定常の活動の中ではありえませんが、1年に1度程度起きる事がありますが、一から作り(改定)し直しとか既に分散したものを集めて統合するとかで対応しました。
ファイルに対する右クリックで「Dropbox」→「View Previous Versions」などのやり方で変更前の履歴としてみる事ができ、幾つか前のバージョンを選択して戻す事ができます(こちらを参照)
この変更前への復元については、削除したファイルに対してもウェブ上のページで「Show deleted files」タブにある「削除済みファイル」も幾つか前のバージョンに戻す事ができます。
高価格のバックアップソフト(または有料範囲のサービス)にはある機能ですが、無料範囲の製品(サービス)にあるのでこれは最高!!
まずこの機能だけでも使いたいと思っています。