2010年11月03日
事前に人が高品質サイトにふるい分けする新しい検索エンジン「Blekko」がβ版で公開に
プレスリリースによると、新しい検索エンジンとして「Blekko」がβ版として公開されました。
これまでに紹介した検索エンジンでも成果を出せないエンジン(例:「Cuil」。こちらを参照)がありますので、「Blekko」が今後どの程度有望かは分りません。
しかし、その考え方は重要だと思いますので紹介しておきます。
「Blekko」サイトはこちら。
最大の特徴は、検索結果のウェブサイトを人によって事前に内容を確認していると云う事。これにより悪質なサイトを排除し、高品質のサイトだけを検索結果に提示しようとしています。
最初なのでカテゴリーを、健康(health)、大学(colleges)、自動車(autos)、個人金融(personal finance)、歌詞(lyrics)、レシピ(recipes)とホテル(hotels)に限定している(ホットなビジネスと関係がありそうな分野から・・・・?)と云いますが、普通のレベルでのキーワードであれば現状でも幅広い分野の情報が検索できます(但し、現状は英語のウェブサイトのみ)。
もう一つは「スラッシュタグ(slashtag)」と呼ばれるのもので、「/」の後ろに適切なキーワードを入れて検索範囲を限定しようとするものです(勿論上記の高品質サイトに限られます)。スラッシュタグは、「キーワードに関連するウェブサイト群のセット」との定義になっています。
既に作られているスラッシュタグのリストはこちら。例示もありますから、実際に例示をクリックしてください。
幾つかのキーワードで検索してみます。
「sunburn」(日焼け)での検索
「Hotel del Coronado」での検索
検索結果の左フレームには、人気のスラッシュタグが表示されますので、クリックする事で限定された検索結果になります。
「Celine Dion /YouTube」での検索
最初の目標は、10万の検索カテゴリー毎にベスト50のサイトを対応付けるのだそうです。
その内に、事前にふるいに掛けられた範囲の検索で十分な人達と、セキュリティ上の危険を承知であらゆる情報の中から検索する人達に2分化していくのでしょうか。
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