7日目はサンディエゴのオールド・タウン(Old Town, San Diego)とサンディエゴ・ミッション(Mission San Diego de Alcalá)に行きました。今回(と次回に)はオールド・タウンについて。
オールド・タウンは1769年に移入したスペイン人が西海岸で最初に教会(サンディアゴ・ミッション)を建て、その後その周りに移住者の集落が増えていったとの事で、サンディエゴ発祥の地ともいえます。訪問したのは、厳密にはオールドタウン州立歴史公園(Old Town San Diego State Historic Park)とその周辺。ダウンタウン(America Plaza駅)からサンディエゴ・トロリー(San Diego Trolley)のブルーラインでオールドタウン(Old Town Transit Center駅)に行きました(こちらを参照)。駅前に歴史公園への入口があります。
サンディエゴ・トロリーの運行系統図
トロリー(Trolley)はTram又はelectric streetcarと同義語のようで、運行路線の一部でも市街の道路と共有になっている線路を走行する乗り物をいうそうです。サンディエゴ・トロリーは、確かにダウンタウンを走行する時は日本の市電のようなスローな走り方ですが、少し離れると専用線路上を走行しスピードなどは日本の鉄道と変わりません。
サンディエゴ・トロリー(America Plaza駅)
さて、サンディエゴ・トロリー Old Town Transit Center駅がこちら(左前が駅、右が歴史公園の入口)。
歴史公園は1820~1870年の歴史的な建物が集められていました(レストラン、みやげ物店も多数)。サンディエゴは1820年以前までスペインの植民地でしたが、メキシコが1821年に独立した事でメキシコ領となりました。その後、アメリカ-メキシコ戦争(こちらを参照)の結果で1850年にはアメリカ領となりました。ですからこの時代の流れが、公園内の歴史的な建物の中にもでています。1860年代からビジネスの為の「New Town」としてダウンタウンに盛隆が移っていきました。
公園内はこのようになっています。
公園内で撮影した写真を以下に掲載しておきます。
広場(Plaza de las Armas)。当時の大砲(Cannon)の模型(?)を置いていました。
当時の住居兼事務所(地図の[A]。Robinson Rose Building:内部はビジター・センターになっています。こちらを参照)
メキシコ領時代の統治者のスペイン風私邸(地図の[K]。La Casa de Estudillo)と中庭。
最初に建てられた当時の学校(地図の[H]。Mason Street School)
最初に建てられた当時の学校の教室内
保安官事務所裏にある当時の牢屋(地図の[F])
こちらが当時の町の状況を示す掲載されていた写真
こんな展示もしていました。
歴史が浅い米国だから歴史的なものを残そうとしているのか、人々のルーツを求める気持ちの発露なのか分りませんが、素晴らしい事ですネ。
ラベル:サンディエゴ