公式ブログによると、グーグル社が日本でのショッピング検索「Googleショッピング」(β版)の提供を開始しました。既に英語版のサービスはありました(実際上はアメリカでの運用?ドイツでも提供しているとの事ですが、言語についてはドイツ語版かどうかなどの状況は調べていません・・・)。
- Google ショッピングが本邦初公開!【2010/10/28】
こちらからアクセスできますし、ウェブ検索での検索結果ページに現れる左フレームメニューに「ショッピング」があります。Google検索のトップページのメニューにも近いうちに表示されるようになるそうです。
Google ショッピング via kwout
Googleショッピングでは、ウェブ検索と同様にキーワードを入れる所から始まります。
一方で日本には既に価格.com、coneco.net、アラジン・サーチ、Become.co.jpなどのサイトがありますが、日本での価格比較ができるサイトでは、商品ジャンル(カテゴリー)を選ぶ事から検索が始まります。
価格.comでの表示
マイクロソフト社のBingにもショッピング検索がありますが、日本語版は商品カテゴリーから入っています(英語版は日本人には中途半端?)。
価格比較はBingショッピング via kwout
カテゴリーの選択から入る価格比較サイトでも、キーワード検索機能を持っていますが(Bingを除き)補助的な機能という位置付けではないかと思います。
ここで想起できるのが、Yahoo!での検索とGoogle検索での考え方の相違です。この相違は日本での既存の価格比較サイトとGoogleショッピングとの相違と類似な事です(少しややこしい表現ですが・・・・)。
キーワード検索での利点は、整理・分類ができていない新しいコンセプト(分野)やニッチな分野を検索する時や、どの分野に入るか分からない時などに便利であると云われています。また、珍しいもの(情報)を見つけるチャンスも多いといいます。特にGoogleウェブ検索では非常に多くの情報源と情報を保持している事により、兎に角何かを探したいユーザには期待を持たせてくれます。
このような事から価格比較サイトとしてどのような点に生かせるのでしょうか。
さて、現状では価格.comなどの既存の価格比較サイトに優位性があると思います。
しかし、ウェブ検索の昨今の状況を見ると、既存の価格比較サイトとしてもキーワード検索におけるメリットの実現・強化を早急に行う必要がありそうですし、Googleショッピングの商品範囲を完全にカバーするような拡充も重要のようですネ。