前回は簡単にビデオ編集する場合でも、システム上の処理特性を認知しながら「オートムービーのテーマ」を選択する事で、上級者並みの作品ができました。今回以降は、より詳細なビデオ編集をする時のポイントと「Windows Live Essentials ムービーメーカー 2011」ベータ版の限界について。
例えば、初めての観光地への旅行の場合、映像や写真の説明や想い出などを残しておきたい場合に、ナレーションなどを入れる事もできますが、テキストとして記述する方が手軽でバックグランドミュージックを入れる事もできます。ビデオや写真のクリップの集まりに対してサブタイトルを付けたい場合もあると思います。
実は3つのビデオクリップは同じ内容ですが別のビデオ形式でした。そこでビデオクリップの内容を3つに分け各々のビデオクリップに別々の部分をクリップとし、縮小した各々のビデオクリップの形式をサブタイトルとして付ける事にします(解り辛い・・・)。
ビデオクリップの一部を切り取るには、対象とするビデオクリップを選択し、ビデオツールの「編集」タブを開きます。映像のプレビュー画面を見ながら適当な位置でビデオを停止し、トリムツールの「開始位置の設定」又は「停止位置の設定」でビデオクリップの最初と最後を決めます(こちらを参考)。
ビデオのスタート/ストップボタンで制御しきれない場合は、縦棒に右(又は左)向き三角のアイコンを使ってフレーム毎の画像の移り変わりで行います(但し、フレーム単位での位置がデジタルに表示されないので、映像が動いているのかどうかの判断など操作がし辛い・・・)。
同じ映像クリップを単純に3分割したい場合には、ビデオツールの「編集」タブの「分割」を使う事もできます。
次にサブタイトルを追加します。サブタイトルを挿入したい位置のクリップをクリック選択し、「ホーム」タブの「追加」機能である「タイトル」をクリックします。新たなクリップが追加されて、テキストが入力できます(こちらを参照)。
よく見ると、キャプションが設定した位置からずれているのが判ります。これはビデオクリップをトリムした事でビデオクリップの位置が開始点からずれて変わったにも関わらず、テキスト位置の情報に反映されない為です(クリップ単位での追加・削除ではずれません)。これはUlead VideoStudio 11などでもおきている事で、キャプションのバーをドラッグ&ドロップで本来の位置に移動します。
こうしてできたムービーがこちら(バックグラウンドの音楽はYouTube登録後に「AudioSwap」機能を利用)。
[動画削除]
尚、YouTubeに「Windows Liveムービーメーカー」から直接登録する場合、動画情報(特にタイトル)は自動で設定されるものを使い、共有をプライベートとする事をお勧めします。マニュアルで登録する時はエラーになっても直ぐ修正できますが、ムービーメーカーから直接登録の場合は、エラーになると動画登録からやり直しとなります。登録できてからYouTube上で直接に動画情報や共有設定を改訂する事で対応できます。
ムービーメーカー側も無条件に後ろのテキストを切って登録し、その旨をエラーで返すといいのですが・・・現状はエラーコードの表示のみ・・・・
【改訂】 2020年05月05日 04:40 埋め込みスクリプト変更、動画削除