2010年08月08日

夢の「飛べる自家用車」は、新デザインを発表して初出荷に向けて第一歩【改訂】


航空機ベンチャーのTerrafugia社のプレスリリースによると、夢の「飛べる自家用車」の初出荷機の新デザインを7月下旬に発表しました。「Transition」というブランドですが、2011年後半には出荷する予定との事。
  • "Flying Car" Moves Closer to First Delivery - Design of Next Generation Transition® Unveiled

「飛べる自家用車」は、ここで紹介している通り、2009年3月に試験機の初飛行に成功しています。


初飛行以降試験飛行を繰り返し、全ての試験飛行を完了したとの事。「軽量スポーツ航空機(Light Sport Aircraft)」として、米国連邦航空局(FAA=Federal Aviation Administration)の認許を受けています。その際に、自動車としての安全性を実現している為に50kgオーバーの総重量規定の緩和がされています(こちらを参照)。



仕様などはこちら以下です。新デザインの機体は現在未だ組み立て中である為、こちらこちらようなCGによる映像になっています。

Max, Vh: 100 kts (115 mph, 185 km/h)
Cruise, Vc: 93 kts (105 mph, 172 km/h)
Stall, Vs: 45 kts (51 mph, 83 km/h)
Range: 425 nmi (490 mi, 787 km)
Takeoff: 1700' (518 m) over 50' obstacle
Gross Takeoff Weight: 1430 lbs (650 kg)
Empty Weight: 970 lbs (440 kg)
Useful Load: 460 lbs (210 kg)

Fuel burn at cruise: 5 gph (18.9 L/h)
Useable Fuel: 23 gal (87L)
Milage on road: 35 mpg (14.9 km/L)

概略:2人乗り、航続距離:787 km、速度:172km/h(最大:185km/h)、離陸に要する距離:518m、荷重:210kg







今の範囲では、少なくとも日本では北海道のような広い所でないと難しいでしょうネ・・・・・


FAAは、類似の例がないと拒否するのではなく、「Light Sport Aircraft」と解釈してそのルールに則って(しかも若干の重量オーバーも別の良い点を見つけて規制の緩和をした上で)認許するというのは、如何にもアメリカ的で素晴らしい!



【改訂】 2019年02月07日 09:30 写真の入替え、仕様の表記追加、画像表示方式の変更



posted by 鎌倉太郎 at 22:16| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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