1日目は法隆寺で、2日目は室生寺と長谷寺を拝観しました。
まずは室生寺ですが、以下ではPHP新書「奈良の寺社150を歩く」(槙野修著、山折哲雄監修)やフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考に、拝観ルートに沿って概略だけ紹介します。
室生寺へは、近鉄奈良駅から大和西大寺駅と大和八木駅で乗換えて、室生口大野駅まで行きました。JR桜井線の桜井駅で近鉄に乗換えるルートもあったのですが、ホテルが近鉄奈良駅に近いという理由で近鉄だけの利用にしました(帰宅後に「乗換え案内」などでチェックしたら、出発位置によって結果が変わりますが、JR奈良駅までの徒歩を無視するとJR奈良駅発が最短です)。
近鉄橿原(かしはら)線から大和八木駅で近鉄大阪線に乗換えますが、室生口大野駅に停まる電車(急行、準急、普通)は、朝夕の本数は多いですが、日中(11時~17時頃)は1時間に3本です。未だ本数の多い時間帯でしたが、ホームに着くとたまたま準急(目的地までは各駅停車)が停まっていたので慌てて乗車してしまい、途中で特急と急行に抜かれました・・・・・
室生寺までの話しに入る前に、帰りの電車時刻の話しを先に。
室生口大野駅で電車を降りると1時間に1本(4月中旬以降、しゃくなげの時期は2本)の室生寺行きバスが直ぐに発車するとの事で、帰りの電車の時刻表をチェックできませんでした。室生寺から駅に戻ってきて改めて時刻表を見ると、10時頃~18時頃まで大和八木方面は急行しかない・・・・?!
次の目的地は2つ駅を戻る長谷寺駅ですが、そこは準急までしか停まらない・・・・・と(周りの何人かと共に)思案顔でいると、室生寺に通い慣れている人(?)から「隣の榛原(はいばら)駅まで急行で行き、始発の普通(準急)電車に乗換えるように」との事。
気分次第で出発時間を設定するので、こんなアタフタした旅になってしまいます・・・・
さて、室生寺へ向かうバスに乗って約15分ほどで室生寺前バス停に着きます。数分間川沿いに歩いて太鼓橋を渡ります。
境内はこのような配置になっています。
まず金堂には、中尊の釈迦如来像を中心に、薬師如来、地蔵菩薩像、文殊菩薩と十一面観音像の五尊が並びますが、その前面に立つ運慶の作と伝えられる十二神将(こちら。他サイトの写真を借用)が良かった。金堂内部の外陣からの拝観が、期日違いでできなかったのが心残り。
弥勒堂や本堂(灌頂堂。こちら)を見ながら階段を登っていきますが、五重塔では特別開帳で初層の開扉があり、心柱を見る事ができました。
室生寺の五重塔は、屋外にある木造五重塔として、法隆寺塔に次いで日本で2番目に古く、国宝・重要文化財指定の木造五重塔で屋外にあるものとしては日本最小であるとの事。台風被害からの修復も2000年に終わり色彩も鮮やかでした。
ここから更に高い杉並木や300段以上の急な石段を登って奥の院へ。皆さん、かなり息を切らしていたようです。降りる時は手すりに触れながらでないと怖い感じがしました。
室生寺からの帰りのバスで室生口大野駅の直ぐ近くの大野寺バス停で多くの人が下車していました。当初時間があれば(電車の時間調整を込めて)大野寺の磨崖仏を拝観したいと思っていました。室生寺で時間を十分に割いたので、次の長谷寺に行く為にせいていて取り止めにしましたが、車窓から枝垂桜の満開の様子を見させてもらいました。
次に参拝した長谷寺は次回に。