以下ではPHP新書「奈良の寺社150を歩く」(槙野修著、山折哲雄監修)やフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参考に、拝観ルートに沿って概略だけ紹介します。
法隆寺の境内の拝観ルートはこちら。中宮寺からの帰路は、夢殿入口前から東大門を経て「伽藍の通い道」を通るようになります。案内板ルートも概ねこのようになっています。但し、特別開帳の期間が限られていますので、拝観できない場合があります。
前回は法隆寺の大宝蔵院・百済観音堂まででした。
更に大宝蔵殿の横を通って「伽藍の通い道」から東大門を通って夢殿に向かいます。
夢殿は奈良時代の建立の八角円堂で、堂内に聖徳太子の等身像とされる救世観音像(こちら。他サイトの写真を借用)を安置していますが、秘仏として特定の期間(槙原の書によると、4月11日~5月18日と10月22日~11月22日)しか拝礼する事ができないそうです。
夢殿と廻廊をパノラマ写真にしたのがこちら(更にクリックして拡大)。
ここまできたら中宮寺に参拝しない訳にはいきません。
本尊の「如意輪観世音菩薩半跏像」(こちら。他サイトの写真を借用)は、1968年落成の耐震耐火のコンクリート製新本堂に安置しています。
本尊は少し暗い所に安置されているので良く見えないのが残念でした。