2010年03月29日

「平城遷都1300年」イベントで奈良への旅(1)-法隆寺[1]

前の投稿で、「平城遷都1300年」イベントとして各社寺などで秘宝・秘仏の特別開帳があり、その公開(のホンの一部)を拝観する為に奈良に行ってきた概略を書きました。

観光案内書は色々出版されていますが、今回はPHP新書「奈良の寺社150を歩く」(槙野修著、山折哲雄監修)を持参しての旅としました。

順次拝観の旅を綴りますが、今回は最初に訪れた法隆寺



前回も書いている通り、近鉄奈良駅近くのホテルに荷物を預けた事もあって、近くのバス停から奈良交通バスで行こうとしました(法隆寺行き。1時間に1本)が、薬師寺経由などで1時間掛かるとの事で、観光案内所でJR大和路線を使った方が良いとの助言。JR奈良駅まで徒歩15分、法隆寺駅(1時間の6本ほど)までが15分ぐらい、奈良交通バス(1時間に3本、4月3日以降土日祭日は更に3本増発)で法隆寺門前まで約8分という事で、各乗換えを入れると結果的に1時間近く掛かりました。

バスだけの場合も時刻表に合わせて食事などをしていたので、スタート位置によってどちらとも言えませんが、一般論としてはJR大和路線を使うのが良いと思います。

ここで注意しなければならないのが、(朝も9時近くが始発ですが)夕方は16時台までしかバス便が無い事。法隆寺の開門が8時~17時(時期により変動)ですからスケジュールを考えておく必要があります。夕方は法隆寺からJR法隆寺駅まで歩くのも良いかも(今の時期は日が落ちると寒い!)・・・・・



さて、法隆寺での特別開帳の日程などについてはこちら。3月26日の時点では全て拝観できました。

中は国宝、重要文化財がズラリと並んでいて、仏教知識と表現力の弱さから本ブログでは記述できないので、上で紹介している本を参照してもらった方が良いでしょう。

また、伽藍などの説明もこちらの説明を参考に。



法隆寺の境内の拝観ルートはこちら。中宮寺からの帰路は、夢殿入口前から東大門を経て「伽藍の通い道」を通るようになります。案内板ルートも概ねこのようになっています。但し、特別開帳の期間が限られていますので、拝観できない場合があります。



より大きな地図で 法隆寺・拝観ルート を表示


チャンとした説明は紹介の本やフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を見てもらうとして、これらの資料を参考に概略だけ紹介しておきます。



法隆寺門前のバス停を降りると正面に南大門が見えます。それがこれ。これからして国宝です。





南大門をくぐっていよいよ写真でも良く見る景色で中門(ちゅうもん)と背後に五重塔




中門には金剛力士立像(阿形、吽形)があって、和銅四年(711年)の造像で現存最古との事。「阿吽」についてはこちらを参照


中門の前を廻廊に沿って左に折れて、廻廊の南西端にある拝観受付から内側に入ります。まず目に入るのが五重塔と金堂。1枚の写真には入りきらないのでパノラマ写真としてPhotoshopで処理したのがこちら




この五重塔はわが国最古の五重塔。金堂は現存する世界最古の木造建築で、金堂内部には聖徳太子等身像と云われる「釈迦三尊像」が安置されていました。(以下堂内は撮影禁止につき、写真は他サイトから借用)





金堂上層の支柱に巻き付く龍の彫刻(こちら)も見所。





パノラマ写真で五重塔と金堂の間に、外装工事中で幕に覆われている大講堂が見えていますが、薬師三尊像などが安置されていました。大講堂の後ろには「上御堂(かみのみどう)」があり、釈迦三尊像などを安置しています。特別開帳の様子がこちら





まだまだ続きますが、次回に。


 
posted by 鎌倉太郎 at 18:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-日本の旅 | 更新情報をチェックする
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