観光案内書は色々出版されていますが、今回はPHP新書「奈良の寺社150を歩く」(槙野修著、山折哲雄監修)を持参しての旅としました。
順次拝観の旅を綴りますが、今回は最初に訪れた法隆寺。
前回も書いている通り、近鉄奈良駅近くのホテルに荷物を預けた事もあって、近くのバス停から奈良交通バスで行こうとしました(法隆寺行き。1時間に1本)が、薬師寺経由などで1時間掛かるとの事で、観光案内所でJR大和路線を使った方が良いとの助言。JR奈良駅まで徒歩15分、法隆寺駅(1時間の6本ほど)までが15分ぐらい、奈良交通バス(1時間に3本、4月3日以降土日祭日は更に3本増発)で法隆寺門前まで約8分という事で、各乗換えを入れると結果的に1時間近く掛かりました。
バスだけの場合も時刻表に合わせて食事などをしていたので、スタート位置によってどちらとも言えませんが、一般論としてはJR大和路線を使うのが良いと思います。
ここで注意しなければならないのが、(朝も9時近くが始発ですが)夕方は16時台までしかバス便が無い事。法隆寺の開門が8時~17時(時期により変動)ですからスケジュールを考えておく必要があります。夕方は法隆寺からJR法隆寺駅まで歩くのも良いかも(今の時期は日が落ちると寒い!)・・・・・
さて、法隆寺での特別開帳の日程などについてはこちら。3月26日の時点では全て拝観できました。
中は国宝、重要文化財がズラリと並んでいて、仏教知識と表現力の弱さから本ブログでは記述できないので、上で紹介している本を参照してもらった方が良いでしょう。
また、伽藍などの説明もこちらの説明を参考に。
法隆寺の境内の拝観ルートはこちら。中宮寺からの帰路は、夢殿入口前から東大門を経て「伽藍の通い道」を通るようになります。案内板ルートも概ねこのようになっています。但し、特別開帳の期間が限られていますので、拝観できない場合があります。
チャンとした説明は紹介の本やフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を見てもらうとして、これらの資料を参考に概略だけ紹介しておきます。
法隆寺門前のバス停を降りると正面に南大門が見えます。それがこれ。これからして国宝です。
南大門をくぐっていよいよ写真でも良く見る景色で中門(ちゅうもん)と背後に五重塔。
中門には金剛力士立像(阿形、吽形)があって、和銅四年(711年)の造像で現存最古との事。「阿吽」についてはこちらを参照
中門の前を廻廊に沿って左に折れて、廻廊の南西端にある拝観受付から内側に入ります。まず目に入るのが五重塔と金堂。1枚の写真には入りきらないのでパノラマ写真としてPhotoshopで処理したのがこちら。
この五重塔はわが国最古の五重塔。金堂は現存する世界最古の木造建築で、金堂内部には聖徳太子等身像と云われる「釈迦三尊像」が安置されていました。(以下堂内は撮影禁止につき、写真は他サイトから借用)
金堂上層の支柱に巻き付く龍の彫刻(こちら)も見所。
パノラマ写真で五重塔と金堂の間に、外装工事中で幕に覆われている大講堂が見えていますが、薬師三尊像などが安置されていました。大講堂の後ろには「上御堂(かみのみどう)」があり、釈迦三尊像などを安置しています。特別開帳の様子がこちら。
まだまだ続きますが、次回に。