2010年02月22日

写真から芸術的な(?)画像を自動で作ってくれるCorel Painter 4の「自動ペインティング」-写真密度編

前回まではベースとなる画像として写真(原則500万画素)を利用しました。一般に画像ソフトはデジタル化されていれば、どのような対象でも扱えますので、印刷物からスキャナーで取り込んだ画像でも良い訳です。

そこでスキャナーで取り込む際の解像度によって、Painter 4で変換した画像にどのような変化があるかを確認してみました。

元になった印刷物の画像は下のイメージ図(印刷上の画像もこの程度で、4.8cm×3.6cmです)。

仮名手本忠臣蔵07_4800dpi.jpg


スキャナーでの取り込み解像度を600dpi、1200dpi、2400dpi、4800dpi(我家のスキャナーの最大解像度)でTWAIN入力、各々に油絵画指定の変換を行いました。その結果がここ(600dpi)とここ(1200dpi)とここ(2400dpi)とここ(4800dpi)。何れも最終的には1024×756ピクセルに合わせています(下のサムネイルをクリックすると拡大)。

取り込み解像度 600dpi





取り込み解像度 1200dpi





取り込み解像度 2400dpi





取り込み解像度 4800dpi






当然の事ですが、アプリケーションはドットの単位(集合)で行われているでしょうから、ピクセル数が多い画像で処理をして全体の画像を縮小すれば、ペインティング処理によりリアルな写真データと異なるようになっても、変換による影響はより少ないでしょう。ですから今回のケースでは2400dpi以上の場合はベースとする画像と近い事になります。

また、2400dpiでも4800dpiでも大きな差はありません。この事から最終的に見る画像のサイズを一定とすると、取り込む解像度もある程度の解像度を確保できれば良い事が分かります。

尤も写真をわざわざ絵画風にするのは、写真のようなリアル性を求める訳ではありませんので、荒い解像度であるが故に、面白い画像になる可能性もあります・・・・・・



この画像についてもPainter 4の木彫画効果で輪郭線を抽出して(空及び道の一部の黒点などを消しています)、タブレットを使って色塗りをしたのがこちら。具体的な画像では示しませんが、木彫画効果で輪郭線を抽出する場合にも、解像度による違いが出てきますので、このケースでは意識して解像度600dpiによる画像を利用しています。





これまでと同じで更に油絵描画指定で変換したのがこちら(メリットは無いようです・・・・・)。






尚、今まで及び今後追加するイラストは、ここのアルバムで見る事ができます。


 
posted by 鎌倉太郎 at 00:53| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験利用-Corel Painter 4 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック