まず「ぼかす」という処理としては、前回もしている印象派風にするなども「ぼかす」処理ともいえます。
奥飛騨で撮ったミズバショウ(水芭蕉)の写真を使ってみます。まず前回と同じく全体を水彩描画したり色鉛筆描画した後、不透明度を調整したレイヤを被せ、「ハードエッジクローンブラシ」などでベース写真のミズバショウ部分を鮮明にします。ただ今回は水彩描画したり色鉛筆描画するに当り、円形のエッジを付けて更に中心部にあるミズバショウへの注目度を挙げようとしています。
水彩描画した場合はこちら、色鉛筆描画した場合はこちら。
水彩描画した「ぼかし」
色鉛筆描画した「ぼかし」
更に擬似的にソフトフォーカスする事で「ぼかし」を試みます。先にソフトフォーカス処理をした後ミズバショウだけ鮮明化(ベース写真の露出)し、油絵描画処理をしたのがこちら。
同じ方法で水彩描画したのがこちら。
一つの方向にポイントを集中するのではなく、全体の中で注視して欲しいポイントを鮮明化する方法も良いようですし、2つの写真を結合した後の境界の処理を上手く納める為にも使えそうです(専門家であればもっと良いコメントが言えるのでしょうが・・・・・・)。そんな1枚がこれ。
尚、今後追加するイラストも含め、ここのアルバムで見る事ができます。