キーボードからの入力とモニター上の情報を見る日が続く活字ばかりの世界にいると、手描き文字が近くにあると何かホッとする気持ちになります。また写真(動画も含め)を見続けてきて、簡単に撮れてしまう風景の写真に対してイラストを見ると、描いた人の苦労と技術に感心すると共に斬新さを感じます。
こんな感情的な動機から「BAMBOO FUN」を購入した訳です。マイクロソフトのOfficeなどからも使えますが、目的がイラストを描く事なので同梱ソフトを使う事にします。
早速タブレットのドライバーと「Corel Painter Essentials 4」をインストールしました。チュートリアルテキストや動画が標準で付いていましたがスッキリと理解できないので、入門書として書籍を購入。
手書きのイラストなどはソフトのツールを知らなければ自分のイメージしたイラストなど書けそうもないので、製品についている「フォト・ペイント」なる機能から使い始めました。
「フォト・ペイント」は、写真を元に画像処理でまるで絵画のような画像を創ろうとするもので、特に「自動ペインティング」では実際の絵を(タブレット上で)描かなくても、自動で加工処理して芸術的(?)な画像を創ろうとするものです。と言ってもワンパターンではなく、絵筆(鉛筆・ペンやチョークなども含む)の種類や色・太さ・筆圧をはじめ、(キャンバスと呼ぶ)紙質の種類や画像の全体的なイメージ(印象派風とかモダンにとか、また水彩画か油絵か鉛筆描画かと言った事)を指定します。
ですから1枚の写真から多様な画像ができそうですし、ソフトを使う人の想いも(ある程度ツールの指定内容を理解できたら)入れる事ができそうに思いました。
と言う事で実際に1枚の写真から幾つかの指定(の組合せ、複数処理の順序)で画像を作ってみました。写真は正月に京都旅行をした時に撮影したもので、鴨川と三条通りを撮ったものです。下のイメージは各々クリックで拡大。
指定によっては、同じ様に輪郭線を取り出してから色取りを処理しようとしても、風景写真では良くても人物写真では上手くできないといった事などが生じます。かなりツールを使った経験も必要になりそうで、指定した後は自動計算でやってくれると言いながらも奥が深そうな感じです。
更に3枚ほど。1枚目は京都東本願寺で、他の2枚は横浜大桟橋埠頭で撮影したものを元にしています。下のイメージは各々クリックで拡大。
撮影した時は良い景色・タイミングと思っていたのですが、これまでPC上で写真を見た時にそれ程でもないと感じていました。改めて出来上がった画像を見ると(自動処理した結果と言えども)面白い画像だと感心してしまいました。
尚、今後追加するイラストも含め、ここのアルバムで見る事ができます。
【改訂】 2010年2月4日 17:00 「Painter 4」の開発会社名が誤っていました。
素敵な写真ですね!
写真がいいと自動ペインティングもより効果的なんだなと思わされましたw
余談ですが、Painter Essentials4はAdobeではなく、Corelというカナダのメーカーのソフトです。
PainterもCorel Painterですので、Adobeではありません。失礼いたしました。
またお邪魔します!
今後もよろしくお願いします。