2009年11月21日

「Google Chrome OS」についてメディアの報道内容の抜書き

公式ブログによると、これまでに話しの出ていた「Google Chrome OS」をオープンソースとして公開したとの事。
Releasing the Chromium OS open source project【2009/11/19】





通常の表示はこのようになる(現状のUI)・・・・デザインは違いますが、ノーツUIの考え方と同じか・・・・・






既に多くのメディアでも報道されていますので、その中からポイントとなる文言を拾ってまとめておきます。

1.Chrome OSは2010年の年末商戦までに、現行の標準である低速なHDDの代わりにSSDを搭載した安価なNetbookに搭載されて提供。
Chrome OSは無料で提供されるが、Chrome OSをユーザーが自由に入手して好きなハードウェアにインストールする事はできず、ハードウェアと一緒に出荷される事が前提。【ITmedia
→(筆者コメント)Android搭載スマートフォンと同様に、ハードウエアメーカからの出荷を促しパートナーとの協調を強化する為の施策・・・・、又はLinuxライセンスの為?
2.Chrome OSにおける目標は、スピード、シンプルさ、セキュリティーの3つ【TechCrunch
  • Chrome OSの記憶デバイスは全て半導体メモリを利用。電源を入れてからログインスクリーンが表示されるまで、 現状で約7秒(より高速化の改善中)
  • Chrome OSは完全にChromeブラウザ専用。但し、オープンソースなので、他のブラウザ・メーカーが独自にChrome OS用のブラウザを開発する事は可能
  • Chrome OSで利用できるアプリケーションは、全てウェブ・アプリケーション。Chromeブラウザで作動するものは全てChrome OSで作動
  • Chrome OSはセキュリティー・パッチが発行され次第、自動的にアップデートする。起動の都度、高度な暗号化を利用したセキュリティーシステムによって正しいプログラムが起動された事を再確認する。チェックで異常が発見されれば、起動を中止して新しい実行イメージでリブート
  • Chrome OSではユーザーは実行可能なプログラムをいっさいインストールできない。Chrome OSではシステム・レベルですべてのアプリを「悪意あるアプリかもしれない」としてチェック
  • ユーザーデータはすべて暗号化されて保存。しかもローカルに保存された全てのユーザーデータはクラウドと常時同期。

3.Googleは、Chrome OSのデータは全てクラウド(外部のサーバ)に自動的に保存されるが、パフォーマンス向上の為にコンピュータ内にもキャッシュ。
ワープロや電子メールなど日常的な作業を行うChrome OS向けアプリケーションは、Web上に置かれる【ITmedia

4.Chrome OSはWebアプリケーションを使用するためのセカンドマシンとしての用途のみを想定【INTERNET Watch
今後UIは変わる可能性があるが、根本はユーザーが頻繁に利用するアプリが素早く見つかるようにする事【TechCrunch



デモでChrome OSの動きを説明した動画(日本語の字幕付き。CNETのページの動画画面をクリックするとスタート)があります。

ビデオ:「Chrome OS」はこうなる【CNET Japan





 
posted by 鎌倉太郎 at 16:55| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | IT環境-製品・コンセプト | 更新情報をチェックする
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