旧閑谷学校は、江戸時代前期に岡山藩によって開かれた学校で、現存する庶民の為の学校建築物としては世界最古といわれています。また、孔子像を祭る聖廟(孔子廟)の前に立つ一対の楷(かい)の木は紅葉で有名。
旧閑谷学校は、下の地図のような位置で山に囲まれた閑静な所にあります。岡山駅からの行程は、山陽本線で姫路方面へ吉永駅に行き(約35分)、タクシーで10分ほど(タクシー料金は現在で1,500円前後。帰りは電話してきてもらう)。
注意:吉永駅に停車する電車は1時間に1本ほどしかありません。朝夕や一つ手前の和気駅までは更に1時間に1本ぐらい追加であり、和気駅からタクシーで15分ぐらいとか)旧閑谷学校への行程(Google Maps。時間表示は自動車の場合)
via kwout
旧閑谷学校の構成はこのようになっています。
まずは入母屋作りで備前焼瓦の大屋根をのせた講堂、一と六のつく日に教授による四書五経などの講釈が行われたとの事。
講堂(左の手前は校門、左奥は公門[藩主の為の門])
講堂内(額の文字は「克明徳」)
講堂内より聖廟(床や丸柱は、江戸時代から生徒たち拭きこまれているとの事)
孔子像を祭る聖廟(楷の木は階段左右に一対。今年の紅葉時期としては10月末が良かったとの事で、残っていたのは左木の下半分のみ)
聖廟の本殿に当たる大成殿内の厨子(孔子像を祭っているとの事)
資料館には学校創設に関わる資料や聖廟・備前焼瓦などに関する文化財、明治以降の変遷などに関わる写真が展示されています。