2009年11月12日

ドコモが、フェムトセル装置でFOMAエリアを作る「マイエリア」サービスを開始

フェムトセルについては、これまでにも本ブログで紹介しています。


ドコモの発表によると、自宅にフェムトセル小型基地局装置を設置して、自宅専用のFOMAエリアを作る「マイエリア」サービスを、2009年11月18日から受付を開始するとの事。

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自宅での設置条件や対応機種などの確認が必要。

マイエリア対応ブロードバンド回線は、「マルチセッション機能および回線固有のIDを通知する機能」が必要としており、2009年11月現在はNTTのBフレッツのみ。

フェムトセル装置の設置はドコモで実施するので、装置を量販店などで販売する事はありません。月額使用料(税込980円。初期費用が別途要。2010年5月31日までキャンペーンあり)は、機器レンタル費用という事でしょうか、音声通話料やパケット通信料は、フェムトセル装置を経由してもFOMAと同額。


現状の機能範囲では、ドコモが以前から考えていた通り、「不感地域」対策の域を出ていません。マンション高層階などで「不感地域」になっている場合は、非常に効果を発揮すると思いますが、そうでない場合に利用料(980円/月)を掛けてのメリットは、
  1. 専用回線化する事によるFOMAエリアでのパケット通信の高速化
  2. 自宅専用FOMAエリアに出入りした事を外出先の家族(通知相手)にiモードメールで通知と履歴管理(イマスカ機能)

一方、ドコモ(というかNTTグループ)のメリットは、(もし大規模に使われるようになれば)
  1. FOMAネットワークの負荷減(による設備費などコスト減)
  2. 光ネットワークへの勧誘要因、利用範囲の拡大


フェムトセルへの取組みの第一歩としては、極めて安全運転なスタートとなったのはしようがないとして、今後携帯電話を家庭の機器に対するコントローラ的な役割にするサービス拡大(そして低価格化)へも取組んで欲しいものです。


さて、ソフトバンクが2009年度冬春モデルを発表(「X02T」は、T-01AのWindows Mobile 6.5版?)した際、ケイタイによるWi-Fi無線LANの対応を(コンテンツを含め)強化するとしています。一方、ソフトバンクのフェムトセルの扱いはここからどうなった・・・・・?。


 
posted by 鎌倉太郎 at 00:13| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | IT環境-製品・コンセプト | 更新情報をチェックする
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