- NTTドコモが、ホームエリア向けサービスに対応するフェムトセル基地局装置を開発と発表【2009年07月08日】
- フェムトセル運用ガイドライン(案)の意見公募が開始され、集約は12月?【2008年10月24日】
- 2008年秋のフェムトセル規制緩和に向けて、実現ステップが開始【2008年07月13日】
- 携帯電話サービスの形態を大きく変える「フェムトセル」【2007年10月18日】
ドコモの発表によると、自宅にフェムトセル小型基地局装置を設置して、自宅専用のFOMAエリアを作る「マイエリア」サービスを、2009年11月18日から受付を開始するとの事。
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【サービスイメージ】
自宅での設置条件や対応機種などの確認が必要。
- サービス利用に必要なもの
- マイエリア対応機種 (スマートフォンT-01Aは使えません・・・・)
マイエリア対応ブロードバンド回線は、「マルチセッション機能および回線固有のIDを通知する機能」が必要としており、2009年11月現在はNTTのBフレッツのみ。
フェムトセル装置の設置はドコモで実施するので、装置を量販店などで販売する事はありません。月額使用料(税込980円。初期費用が別途要。2010年5月31日までキャンペーンあり)は、機器レンタル費用という事でしょうか、音声通話料やパケット通信料は、フェムトセル装置を経由してもFOMAと同額。
現状の機能範囲では、ドコモが以前から考えていた通り、「不感地域」対策の域を出ていません。マンション高層階などで「不感地域」になっている場合は、非常に効果を発揮すると思いますが、そうでない場合に利用料(980円/月)を掛けてのメリットは、
- 専用回線化する事によるFOMAエリアでのパケット通信の高速化
- 自宅専用FOMAエリアに出入りした事を外出先の家族(通知相手)にiモードメールで通知と履歴管理(イマスカ機能)
一方、ドコモ(というかNTTグループ)のメリットは、(もし大規模に使われるようになれば)
- FOMAネットワークの負荷減(による設備費などコスト減)
- 光ネットワークへの勧誘要因、利用範囲の拡大
フェムトセルへの取組みの第一歩としては、極めて安全運転なスタートとなったのはしようがないとして、今後携帯電話を家庭の機器に対するコントローラ的な役割にするサービス拡大(そして低価格化)へも取組んで欲しいものです。
さて、ソフトバンクが2009年度冬春モデルを発表(「X02T」は、T-01AのWindows Mobile 6.5版?)した際、ケイタイによるWi-Fi無線LANの対応を(コンテンツを含め)強化するとしています。一方、ソフトバンクのフェムトセルの扱いはここからどうなった・・・・・?。