2009年10月15日

共有無線LANの「FON」のルータを導入してみました!【改訂】

FON(フォン)は、無線LANを利用してインターネットアクセスを会員相互で世界中で共有するシステムですが、FON専用の無線ルータを常にアクセスポイントとして無料で提供し続けると、全世界のFONアクセスポイントを同様に無料で使用できるという仕組みです。

携帯電話の「T-01A」で使う事を想定していますが、FONの無線LANとしての使い勝手や自宅以外のアクセスポイントの状況などは別途投稿するとして、まず今回は、無線LANとしての接続まで投稿します。
尚、加入しているプロバイダーではFONの利用について、(事故発生時の責任はユーザとしても)利用上の問題はありません。



今回導入したのは「ラ・フォネラ(La Fonera)+」(実質は1.0)で、「ラ・フォネラ2.0」が備えるファイル共用機能(HDDはなく、USBポートを持っている)はありません。

「ラ・フォネラ+」は、通常の無線LANと同様にIEEE 802.11g/bで、WAN側 1ポート+LAN側 1ポート(何れも10/100Mbps)を持っています。我家ではNTTフレッツ光とは全てルータ経由になっていますので、ルータのLAN側ポートに「ラ・フォネラ+」のWAN側ポートを接続しました。



PC側から「ラ・フォネラ+」へは、「http://192.168.10.1」でアクセスしますが、「ラ・フォネラ+」のLAN側ポートはこの為にあるようなもの。通常の我家の(有線)ネットワークは全てルータに(HUB機能として)直接接続しているからです。この「ラ・フォネラ+」のLAN側ポートは、ルータを導入時にFONシステムへ認識(セットアップ)させると不要になります。

コメント:
「ラ・フォネラ+」のLAN側ポートに接続したPCからインターネットアクセスするには問題ありませんが、家庭内有線LAN内の他のPCからこのPC内の共有フォルダへのアクセスはできません。


通常の無線LANアクセスポイントは1つのLANポートを持っていて、LANネットワークの何処でも設定すればよかったのですが、これはFON専用ルータが特別な仕組みを持っているから。FONルータでは、通常の家庭内無線LANとしての機能と、FON共有無線システムとしての機能の両方を持っています。

この点だけを注意すれば接続自体は簡単。ただ、物理的にネットワークと電源に接続した直後にファームウェアのアップデート動作が30分程度入ります(自動実行)。ユーザ登録の後、FONルータのセットアップも「http://192.168.10.1」でアクセスしてワンクリック、FONルータの設置場所の設定(テキストでの住所入力)のみ。インターネットアクセスの各種設定(PPPoEなど)は、我家の環境では全てルータにしてあるのでここまで。

ほぼマニュアル通りの操作で完了(一部説明書で、WebページのURLが不良)。



次が携帯電話「T-01A」からのアクセス。「T-01A」には「Windows Mobile」が搭載されているので、「FOMA」以外で本来の「Wi-Fi」無線LAN端末として使えます。

こちらも「T-01A」のマニュアル通りで接続できるようになりました。まず(若干のオプション選択と)無線LAN機能を有効にします。するとアクセスポイントが検出(「MyPlace」と「FON_AP」)されますので、「MyPlace」(家庭内無線LAN用)を選んで(これでSSIDとCh番号の入力と同じになる)、無線LANの「接続の作成」(接続名を指定)をします。その際、「T-01A」のマニュアルで「ネットワークキー」の入力をする時に、FONルータのシリアルナンバーを入れる点が注意点。それ以外にアダプタ情報の設定も必要ですが、デフォルトが設定するものになっていたので、FONルータの場合ほどではありませんが、スンナリ完了。


兎に角、ブログ「我家のIT化」へのアクセスもPCデスクトップ表示ができました。アクセス体験はこれから・・・・





【改訂】2009年10月16日 22:45 コメント追記


 
posted by 鎌倉太郎 at 23:03| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | IT環境-モバイル | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック