2009年08月27日

我家の「スカパー光TV」導入での奮戦(?)記

我家では、以前にも投稿したように、テレビはCATVで見ていました(一般テレビの電波が弱い地域なので・・・)。
我家のAVサーバ活用【2007年07月27日】


アナログ電波の範囲では、AVホームサーバのAX300Hを中心とした環境を構築して(という程でもないですが・・・)います。この構築したAVサーバ環境を同程度のレベルで維持して、2011年7月までにデジタル化する様に考えてきていて、少しトンネルの先に光が見えてきたといった所です。


未だ2年ほどあると思っていたら、CATV会社からアナログ電波の配信を近々停止するとの案内があり、(テレビ中心の)映像系ネットワークの変更だけを先行することにしました。

選択の余地としては、
  • CATV会社のデジタル映像配信に切替え(機器も全てデジタル化対応)
  • フレッツ・テレビ「スカパー!光」の利用
  • NTT IPテレビ「ひかりTV」の利用

「ひかりTV」は、一般テレビの配信可能地域の問題から外れましたが、もう1つの条件である「現状のAV環境レベルを維持できるデジタル化に向けて購入機器の選択ができるまでは、現状のAV環境機器は使い続けたい」ということから、フレッツ・テレビ「スカパー光」に限定されました。
幸いフレッツ・テレビ「スカパー光」は、2011年7月までアナログ・デジタルの両方を配信するのでまず一安心。結果的にインターネット・電話(IP電話)・テレビは、NTTの光ケーブルに統一することになり、光ケーブルの契約も「Bフレッツ」から「フレッツ光ネクスト」としました。


一般的な接続方法はここにあります。





「ターミナルボックス」は、①映像用尾回線終端装置(V-ONU) ②回線終端装置(ONU) ③ルータ ④分配器の4機能を持つものとして、ひかり電話ルータ (PR-S300SE/GV-ONU)がリース機器として使われています。




但し、概略図と違って、PR-S300SE/GV-ONUの仕様は、分配器の仕様として同軸ケーブルコネクタ端子が 1本のみ、ルーター機能でLANポートは 4本、電話機ポートは 2本あります。


さて、我家にはメインのテレビ以外に、小型テレビ1台とデジタル/アナログ・チューナー付きのPCがありますので、1本の同軸ケーブルコネクタ端子からのケーブルを、2分岐の分配器でメインのテレビ用とその他テレビ用(実際には、既設のCATVで使っていた同軸ケーブルに接続)に分けます。

その工事のイメージは当にこんな感じ(但し、図のアンテナからの取込みは、CATVからというのが我家でしたが・・・・)。屋根裏の分配器の入力を、これまで出力につなげていたケーブルからの入力に切替える所も同じ!




尚、CATV用の既設分配器(屋根裏に設置)は、CSデジタルの伝送品質の維持の為に2150MHzまで対応している分配器に交換していました。



同軸ケーブルを流れる放送電波の分類として、
  • アナログ(地上アナログ、BSアナログ[実際にはNHK])
  • 地上デジタル
  • BSデジタル
  • CSデジタル(実際にはスカパー!)
  • FMラジオ
があります。

今回のメインのテレビには、アナログ(地上アナログ、BSアナログ)とスカパー光!の映像を取込むので、録画機能を必要としないのであれば、こんな接続になります。





これまでのCATV用チューナーとCATV-テレビ-AVサーバの配線は、同軸ケーブル、コンポーネント端子がCTAVチューナーを中心としたスター状でした。現行の我家AVサーバを含めた接続としては、こんな接続になりました。




これはアナログの場合ですが、デジタルの場合には、地上デジタルとBSデジタルを分けて同軸ケーブルで結ぶ必要があるようです。



「我家のIT環境」としては、こんな構成になりました。





実際にはNTT及びスカパー!から設置するスタッフが来て作業をしているですが、流石に適切な説明と作業で非常に良い印象を受けました。



機器の操作の要領が若干変わりましたが、利用者から見たAV環境やIT環境は基本的にこれまでと変わった訳ではありません。少なくともこれまでのレベルを下げずに、ネットワークだけデジタル化の準備が整ったという所です。まだアナログの世界で従来の表示装置を使っているので、画質については変わるはずもないのですが、ネットワークが新方式になったことで従来より電波の増幅ができているのでしょうか、画面が明るくなった様に感じられるのが変わった点でしょう。

インターネットについては「Bフレッツ」の既存ルータ機器・設定になんら変更をせずに動作しています。ただ、電話ルータ (PR-S300SE/GV-ONU)は、PPPoPルータになっていてDHCPサーバ機能やNAT機能を持っていますが、これらを使っていないので、今後の改善の中でルーター機能の移行をしていこうと思っています。

直ぐにはデジタル・チューナーを持つPCで地上デジタル・コンテンツを見られるようにすることですが、徐々にDLNA(Digital Living Network Alliance)の機器も商品の幅がでてきており、今後(コンテンツのデジタル化で録画などに関してレベルダウンせざるを得ない所はありますが)、AX300Hで実現できたAVホームサーバの環境はDLNAの方向で実現していけそうです。


 
posted by 鎌倉太郎 at 03:02| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | IT環境 | 更新情報をチェックする
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