これらの操作から3つのレンダリングエンジンについて幾つかの違いやブラウザでの操作の違いなどが分かってきました(2009年7月28日現在)ので紹介しておきます。
まず、レンダリングエンジンの初期の設定として「WebKit」を使っています。これに既に分かっている「Gyaoシネマ」や「日本の苗字七千傑」は「Trident」としています。
尚、以下でPCにインストールされているIEはバージョン7、Firefoxはバージョン3.5.1です。
1.Yahoo!メール
Lunascapeではメールボックスやメール一覧タイトルの文字が不鮮明になります。
Chromeに対してはYahoo!サイト側でサポート外のブラウザとメッセージが出ます(アップルの Safariはサポートしている!)が使えます。文字表示に対してはChrome(常に自動で最新版に保たれている?)側で処理しているようで鮮明に出ます。ただ、マウスのウインドウ全体に対するスクロールはできますが、リストボックス内のマウスのスクロールなどはできません。
Lunascapeでエンジンを「Gecko」や「Trident」に変えると、正常な表示・操作となります。
尚、レンダリングエンジンの切替え操作をすると、ID・パスワード再入力などサイトの入口まで戻る事があります。
2.「Windows Live」のログイン画面
SSLエラーになります。Lunascapeでエンジンを「Gecko」や「Trident」に変えると、何れも英語でのID入力画面になります。
ChromeはID入力画面になりますが、英語表示になっています。FirefoxとIEは日本語表示。
3.「Windows Live」のフォトの追加ファイル指定
「Windows Live」のログイン→「フォト」→「フォルダ(アルバム)指定」→「写真の追加」でファイルを指定する画面。
Lunascapeで「Trident」を指定した場合、こちら。1回の指定で6以上のファイルをドラッグ&ドロップで指定できます。
Lunascapeで「Gecko」を指定した場合、こちら。1回の指定で5ファイルまで。
Lunascapeで「WebKit」を指定した場合、こちら。
尚、画面のメッセージが英語になるか日本語になるかは、上記第2項のログイン時点で決まります。
他の一般的なブラウザでは、(英語・日本語表示を含めて)各搭載するレンダリングエンジンの動きが、そのままブラウザの動きとなります。IEでは「Trident」、Firefoxは「Gecko」、Chromeは「WebKit」の各タイプ通りです。
以上は「Lunascape」の品質評価を目的としたものではなく、3つのレンダリングエンジンを比較すると共に、レンダリングエンジンとブラウザの役割分担を改めて確認しようとするものです。
今回はまだ個人向けアプリケーションの小さな範囲で認識したものです。今後動画・画像などを利用すると他の現象が発生する可能性があります。
ラベル:レンダリングエンジン Lunascape
レンダリングエンジンなどという言葉も始めて知りました。
とても詳しく解説してあって参考になりました。
こちらの記事はそれに比べてレベルが低いですが…。
また遊びに来させてもらいますね。ブックマークしました!
私は意味もなく(強いていえばIEと違うエンジンということで)Geckoにしています。必要に応じてTriendにしています。Webkitは使わないです(汗)
すごいなーとは思いましたが。