3つのHTMLレンダリングエンジンは、
で、開発元をみれば主要ブラウザをすべてカバーしている事が分かります。
これらのレンダリングエンジンは、リリースノートによれば、常に最新のバージョンを導入しているようです。
エンジンの切換えは必要な時点でメニューからできます。ブラウザ全体でも、特定のサイト毎(ページ単位でもできますが、切替えるとそのページは履歴から外されて、直前のページに戻れなくなりますので、サイト全体にするのが良いようです)にでも、一時的に特定のエンジンを適用できるし、次に切替えるまで自動的に特定エンジンを維持するようにもできます。
私は、通常は「WebKit」エンジンとしておいて、IEでないと動作しないサイト(例えば、Gyaoシネマ、「日本の苗字七千傑」)には「Trident」エンジンを指定しています(この逆に、IEで表示が乱れるサイトだけ「Gecko」とする手もあるでしょう)。
尚、レンダリングエンジンはインストール時に1つを選択し、必要によって追加の指定をすると、自動的にプラグインとしてインストールします。
こんな事がブラウザを使い分ける事なしにできるのは素晴らしい。しかも速度性能もFirefoxやChromeと争うほどで、Firefoxを使い慣れていても違和感は全く感じない。
今ある状況を自然と受け止め、より良いものを求める(いにしえの?)日本人の性格・考え方(!?)が底流にある・・・・・・と思う。
更に、操作上も従来のブラウザで不満に思っている事に対応しています(少なくともその努力をしているのが分かる)。例えば、
1.メニューバーが隠れる
ツールバーを増やしていくとブラウザでサイト情報が表示できるエリアは少なくなっていく(勿論設定で外せます)のですが、「広画面表示」指定でマウスをウインドウ・ヘッダーに持っていった時だけに(Windowsのタスクバーのように)現れるようになります。
(通常でメニューバーなどの表示は、タブも入れると4行が必要になる。Firefoxではアドレスバーを短くして3行としているが、Lunascapeでは文字メニューを非表示、サブメニューを表示とすると3行になる。サブメニューは文字メニューの全機能を持つ)
左のサイドバーもマウスの位置づけで表示できるようになります。
2.ツールが予め多数組み込まれている
最近の流行として「アドイン」などで機能追加ができるようになっていて、プログラマーにとってはオープンで好まれるかもしれないが、Lunascapeではそのオープン性も残しながら、ツールとして予め組み込んでいます。但し、レンダリングエンジンによって利用機能に可/不可があります。
3.複数サイトを同時表示できる
Chromeの2ウインドウ表示(全画面表示で)、Firefoxのアドインによる分割などがありますが、Lunascapeでは「分割表示モード」として組み込まれています。実際の表示はこちら(分割後にウインドウのサイズ・位置の変更が可能)。
ただ、何時も使っているFirefoxのアドインがあるので、ブラウザの使分けは猶も残るのが残念。使分けの回数は減るかも・・・・・
ラベル:Lunascape レンダリングエンジン