2009年03月25日

エジプト旅行(24):エジプトのお土産


旅行での楽しみの1つがお土産の選択。このツアーでも何時もの通り、お土産を選ぶ支援をしてくれるアレンジがされています。
今回は、パピルス、香水及び香水ビン、彫刻工芸品、宝石店などに案内されました。あとは、観光バスの車内アレンジとしてエジプト綿のTシャツなど衣類といった所でしょうか。



パピルス(Papyrus)に古代エジプトの絵柄を描いたものはインテリアとして人気だそうです。こんなお店でしたが、実際に作るまでの行程も(素晴しい日本語で!)説明してくれます。パピルスの茎の皮を水に漬けて柔らかくして、縦横格子状に配置してローラなどで圧縮・脱水・乾燥させて作るとか。パピルスについては、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照。





現在の定義では、「一度分散した繊維を絡み合わせ膠着させてシート状に成形したもの」を紙と呼ぶようで、和紙などはその分類に入りますが、パピルスは正確には紙の分類に入らないそうです。


パピルス自体のサイズが35cm×26cm程度ですと、絵柄によりますが約1500円弱といった所。写真の額縁は別です。持運びには購入時にシッカリした筒に入れてくれます。





パピルスは古代エジプトでは当り前のようにナイル川沿いに生えていたのでしょうが、今では、アスワン・ハイ・ダムの完成で川幅も狭まり、パピルスの入手が困難になっているとの説明。道端で安く売っているのは、殆どニセモノとか・・・

本物かニセモノかは1~3ヶ月で判るそうで、本物であれば博物館にあるように5000年経った今でも綺麗に彩色が残っています。



香水及び香水ビンのお店では、可愛い香水ビンを作っている所を見せてもらいました。YouTue動画で登録してあります。

エジプト・香水ビン 製造の様子






彫刻工芸品では、ある民家の中を見せてもらうのですが、そこの家業が彫刻工芸品を製造・販売しているというストーリー。アラバスター( Alabaster、大理石の一種。雪花石膏ともいうそうです)などを材料に古代エジプトの神々などの彫刻工芸品を作っているとか。値引き交渉の楽しみも(言い値に対して、50%ぐらいから)・・・

工芸品棚(その1)




工芸品棚(その2)






宝石店では金細工のアクセサリー。カルトゥシュの形をとったペンダント・ヘッドを紹介されました。そこにヒエログリフ(聖刻文字)のローマ字使いの名前を刻んでくれます。ヒエログリフを音読みにしてアルファベットと対応させ、アルファベットのローマ字使いで名前をヒエログリフと対応させます。詳しくはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照。


アルファベットとヒエログリフの対応は下の図の通りです。





「太郎」はアルファベットで「taro」とすると、次の通りになります(アルファベット文字は説明で入れてあります。黒縦線は関係ありません)。





古代エジプトでは名前に枠を付けてカルトゥシュとできるのは、ファラオだけだったそうです。
尚、単に音読み合わせをしただけで、これでヒエログリフが理解できた事にはなりません・・・・



エジプト綿のTシャツなど衣類でも、名前などを入れてくれます。カタログからのメニューを付けておきます。

タイプとデザイン





対応カラーのバラエティー





サイズも各種用意されていました。子供用は1歳から15歳まであり、大人用も各種サイズがありますが、サイズ記号はあくまでも現地の人の体格に対応している事を忘れずに。また、ヒエログリフなどの字数や入れる箇所の制限がありますから確認してください。

もう一つの注意。デザインに入れるヒエログリフなどですが、線は艶やかなカラーを使っています。出来上がりをみると、思いの外にヒエログリフが目立ったように感じました。



最後に、一言。これらのアレンジはツアーに依りますし、紹介される業者も違うと思われます。ここで掲載したお土産品が入手できるか判りませんので悪しからず。


 
ラベル:古代エジプト
posted by 鎌倉太郎 at 00:43| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-エジプト | 更新情報をチェックする
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