2009年03月16日

スペースシャトル・ディスカバリー(STS-119/15A)が打上げに成功

スペースシャトル・ディスカバリー(STS-119/15A)の打上げは、日本時間3月16日8時43分(アメリカ東部夏時間3月15日19時43分)に打上げられました。


これまでに数回の打上げ延期をしてきたのですが、前回延期した時のメインエンジンの水素ガス加圧ライン流量調節バルブの問題について、明確な原因は判っていませんが、対応部品を全て交換して正常動作したとの発表です。



スペースシャトル・ディスカバリー(STS-119/15A)のミッションは、太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)一対が収納されているS6トラスというISSの構成要素を打上げ、ISSに設置する事。このSAWが展開されることにより、クルー6人体制(現状3人)に必要な電力をISSに供給する事ができるようになるのだそうです。詳細な説明はこちら



早速、打上げの映像(打上げから補助ロケット・外部燃料タンク切離しまで)がYouTubeに登録されました。

STS119 Launch




特に、今回搭乗している若田宇宙飛行士には、日本人初の長期滞在クルーという活動への期待は大きいですが、ISSへの2つの組立てミッションでのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System)操作が注目。

  1. 今回打上げたS6トラスの取り付け
  2. 次のスペースシャトル・エンデバー(STS-127/2J/A、5月予定)で打上げ予定の「きぼう」船外実験プラットフォーム、船外パレットの組立て

今回のミッション(STS-119/15A)を約43分のアニメーションにした動画もYouTubeに登録されています。(かなり詳細に手順を示しています)

STS-119 Mission Animation




飛行スケジュール概略は、以下の通り。


より詳細にはこちら


 
posted by 鎌倉太郎 at 13:38| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-日本実験棟 | 更新情報をチェックする
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