ツアー5日目の午前がルクソール西岸観光でした。メムノンの巨像、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿の順で回りましたが、今回はハトシェプスト女王葬祭殿が中心です。
ハトシェプスト女王葬祭殿は、彫像やレリーフも素晴しいのですが、最大の魅力はその建物自体と共に、建築が自然の地形によく調和しつつそれでいてそれを上手く利用した点にあると感じました。
ハトシェプスト女王葬祭殿(Deir el-Bahri)の解説はこちら(英語版はこちら)。
ハトシェプスト女王(Hatshepsut)についてはこちら(英語版はこちら)。
言葉よりも写真を見てもらった方が早いと思います。
ハトシェプスト女王葬祭殿左奥には王家の谷からも見える山の頂が見え、背後の岩が迫っていながらそれを跳ね返すような建築。葬祭殿の前の2段の広~いテラスは、これを2回に分けて見せる為に設計されているのではないでしょうか。
そして傾斜道を上りきった所で振り返ると、ルクソール(旧テーベの都)が眼下に見えるというストーリーは素晴しいの一言。
勿論、彫像やレリーフも素晴しく、彩色も未だ鮮明に残っています。傾斜道の入口にあるホルス神の場所は、記念写真のスポット。
ハトシェプスト女王葬祭殿の正面から右の崖中腹には、下の写真のように洞穴があります。これは建設作業者の住居跡との事(この方が過ごし易かったようです)。
そこからのハトシェプスト女王葬祭殿の写真がこれ。上からの写真は少ないですが、写真スポットではあります。
尚、ハトシェプスト女王葬祭殿の背後の岩山の上から撮った映像がこれ。