2009年03月10日

エジプト旅行(15):ルクソール神殿

エジプト旅行の全体行程などについては、以前の投稿にあります。



ツアーの全体予定としては、ツアー4日目午後にルクソール神殿を観光する予定になっていました。しかし、予定のツアー5日目午後が余裕の空き時間(各人の自由時間)になっていたので、そこを使ったルクソール神殿見学にツアー予定を変更。


ルクソール神殿は、カルナック神殿にあるアメン大神殿の付属神殿として、アメンホテプ3世(アメンテプ3世とするガイドブックもある)によって建設が始まりましたが、息子のラムセス2世が完成させています。

ルクソール神殿(Luxor Temple)についてはこちらを参照(英語版はこちら)。

アメンホテプ3世(Amenhotep III)についてはこちらを参照(英語版はこちら)。

ラムセス2世(Ramesses II)についてはこちらを参照(英語版はこちら)。



これまで見学した殆どの遺跡毎にラムセス2世が造ったといわれる遺跡があり、エジプトに現在残っている遺跡のかなりの部分(70%以上)でラムセス2世が関係したとの事。



早速、第1塔門から入りました。






第1塔門の入口両側にラムセス2世の坐像。ガイドによるとこんな逸話があるそうです。
「神の生まれ変わりと称されるファラオですが、坐像のどちらが神でどちらがファラオかとの問いに、オベリスクを背負っている方がラムセス神(右)で、他方はラムセス王(左)である・・・・」





判り図らいですから、左側はこれ





右側については写真を撮り損ねたので、写真を借用してみます。右のラムセス2世王(神)の背中にあるのがオベリスクに見えます。








エドフのホルス神殿についての投稿で、コプト教徒が迫害された時代に、ホルス神殿が隠れ家に使われた生活跡を紹介していますが、ガイドの説明によるとここルクソール神殿では、一部が教会の礼拝堂として使われたようです(ガイドブックによっていは、「ローマ時代の皇帝崇拝の場」と解説しているものもあります)。


礼拝堂として使われたと思われる場所に残された漆喰に残る絵これ










ルクソール神殿はアメン大神殿の付属神殿とされていますが、アメン大神殿とはスフィンクスの参道で結ばれていたとの事。
現状は神殿近くだけで後は未だ発掘できていない状況。ルクソール神殿からのスフィンクス参道がこれ。スフィンクスは人の頭部になっています。




一方、カルナック神殿(アメン大神殿)側のスフィンクス参道は牡羊の頭部でしたが、参道の何処で切り替るのでしょうか・・・・・・・
以前の投稿エジプト旅行(12):カルナック神殿(1)」を参照。



ルクソール神殿などエジプトの遺跡は砂に埋もれていた事が多いですが、存在を意識しなかったり遺跡としての重要性を感じない時代には、民家とか現代の墓などが遺跡の上に作られたりしてます。ルクソール神殿でもイスラム教モスクが建てられています。古代エジプト遺跡の中といえども排除する訳にもいかないでしょうが、寧ろ見学した時はモスクを改装していました。






全体的な雰囲気を見てもらえるように、登録済みのYouTube動画を掲載しておきます。

Luxor Temple, Luxor Egypt




 
posted by 鎌倉太郎 at 17:11| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記-エジプト | 更新情報をチェックする
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