ツアー4日目の夕方には、「ルクソール博物館」へ。この博物館は小規模ではありますが、1975年に開設されただけに近代的な建物で効果的な展示方法を採っています。
博物館内はビデオ/カメラの撮影は一切禁止の為、サイトにアップされている写真を使わせてもらい、今回のツアー・ガイドの話しを付加しておきます。
参照しているサイト:
http://www.ne.jp/asahi/y-sakai/fukui/sub49.html
http://www4.airnet.ne.jp/keizo/EGYPT2002/11_LUXOR2/11_luxor2.html
説明で特に印象的であったのが次の2点。
第1点目は、「ワニ神セベクとアメンヘテプ3世」の像。
以前に投稿したコム・オンボ神殿で祭られていたセベク神です。その記事の別のレリーフで、神々から祝福されているファラオには、神の手がファラオの肩に置かれているのを紹介していますが、この像の場合にもセベク神の左手がアメンヘテプ3世の肩に置かれています。彫像ではアメンヘテプ3世の後の衝立に隠れて正面からは見えません。右横から見ると手がファラオの肩の高さに包むように置かれて(実際にはニョキッと手が出ている感じで・・・)います。
セベク神についてはこちらを参照(英語版はこちら)。
第2点目は、「パプの子アメンヘテプ」。
ガイドの説明では、書記はエリートではあるものの、常にファラオの近くに座っている必要があり、三段腹にもなってしまう・・・
木製の牛の頭部(一部金箔、目は水晶との事)だけのハトホル神。ツタンカーメン王の墳墓に収められていたものは、殆どがカイロ「エジプト考古学博物館」に収納されているが、そこ以外で展示しているものでは数少ない遺品の1つ。
ハトホル(Hathor)神についてはこちらを参照(英語版はこちら)。