ツアー3日目は、アブ・シンベル神殿で朝日を見る事から始まりましたが、午前中はアブシンベルからアスワンへ観光バスでコンボイ隊形での3時間移動(約280km)。
アスワン市内観光はツアー2日目にも一部していますが、この日はイシス(Isis)神殿見学とスーク(市場)散策。
まず、イシス神殿。船着場(ツアー2日目の船着場とは違います)からモーターボートでフィラエ島(Philae、旧アギルキア島。アスワン・ダムの建設により半水没状態であったが、ユネスコの協力で移設し、元の島名を一般的に利用。下の逸話も参照)へ。
フィラエ島にはイシス神殿以外にも、ハトホル(Hathor)神殿・ホルス(Horus)小神殿などもあり、それらを総称してフィラエ神殿としているようです。
フィラエ神殿の解説は、 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照。英語版は詳しいです。
これら神々の関係:(色々異説があります)
神々の関係と古代エジプトの神話の良く知られた「オシリスとイシスの伝説」を認識すれば、フィラエ島にある神殿の関係が理解できるかも知れません。
「オシリスとイシスの伝説」
王であるオシリスは弟のセトに妬まれ、体を切断されてエジプト各地に分けられてしまう。オシリスの妻イシスは遺体を拾い集めて再生させ、息子のホルスがセトに仇討ち。
オシリスとイシスの伝説は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照。
英語版wikipediaには往時の神殿内部の想像図が掲載されています。
アスワン市周辺におけるフィラエ島の位置関係はこの地図を参照。
元本の地図は「http://www.egyptologyonline.com/aswan.htm」より流用、マーク及び日本語の地名・遺跡名を追加。
フィラエ島の遺跡の配置はここを参照。
出発した船着場はアスワン・ダムの東岸側にあり、フィラエ島を北方から時計と逆方向で巡ります。従って、湖水側からのビデオ・写真を撮るなら、進行方向左側を確保するのがいいです。島への上陸はフィラエ島の南西側の「MODERN LANDING」となっている辺りです。帰りはそこからやはり時計と逆回りでした。
イシス神殿でのスナップ写真を幾つか掲載しておきます。
第1塔門
レリーフ1
レリーフ2
レリーフ3
フィラエ島の観光をYouTube動画としてまとめています。
フィラエ島(イシス神殿)観光
Webで見つけたフィラエ島の逸話:
「・・・エジプトとアメリカの親善はケネディ大統領がフィラエ島のイシス神殿の移築のお金を出したところから始まりました。・・・」