ツアー初日はギザの三大ピラミッドやサッカラとダハシュールでのピラミッド見学が主な所でした。
ツアー2日目は、アスワンとアブシンベル神殿ですが、初日はカイロに泊まっていますから、まず、カイロ空港からアスワン空港まで飛行機で1時間30分ほどで到着。
アスワンからアブシンベルまでは280kmあるそうですが、観光バスで警察護衛によるコンボイを組んで進むスケジュールになっています。コンボイを組む車両は、今回のツアーではアスワンの特定の場所にAM11:00集合となっているのですが、その前にアスワン市内の観光をするという非常に盛り沢山なスケジュールの為、実は、AM2:00モーニングコール、AM3:00ホテル出発、AM4:45カイロ空港を飛び立って、AM6:45頃アスワン空港を観光バスで出発というスケジュールだったのです。
市内観光は、アスワン・ハイ・ダム(Aswan High Dam)と「切りかけのオベリスク(Unfinished Obelisk)」。
アスワン・ハイ・ダムについては、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を参照。
アスワン・ハイ・ダムでは、ダム上(中央)にある展望地点に降りて雄大な景色を見ました。しかし、ダムの防衛の為(破壊活動があれば経済的な損害だけでなく、下流の住民への被害は甚大でしょう)の軍事施設があるとかで、ビデオは禁止、望遠レンズ付きのカメラも駄目。スナップ写真程度にするようにとのガイド指示。
ナーセル湖
記念塔
下流に向かって(下流には、アスワン・ダムがあります)
AM7:00朝日(右がナーセル湖)
ヌビアの人たちの実際の家の内部まで見せてくれるというオプショナル・ツアー(2時間程度)がありました。私は参加しませんでしたが、このオプショナルツアーに参加した人の話しでは、住民の生活が判って非常に良かったという事でした。
非常に盛り沢山なスケジュールでこの日も寝る時間が殆どなかったのと、ツアー2日目から頑張り過ぎないようにという事で、私は自由な市内散策と仮眠をとりました。
市内散策は大通りを歩いただけですが、立派なコプト教会があったり、観光用の船着場など、落ち着いた雰囲気でした。船着場は、ツアー3日目にファルーカ(帆掛け舟)でナイル川遊覧・夕食レストラン・ホテルに行くのに使いました。
コプト教会
船着場
一旦ここからアブ・シンベルに行き、次の日(ツアー3日目)に戻ってきて市場の見学をしましたが、市場は(別途と投稿しますが)賑やかでした。
尚、ヌビアやコプト教については、別途投稿したいと思います。
さて、アスワン市内観光の2つ目は、「切りかけのオベリスク(Unfinished Obelisk)」。解説(英文)はこちら。
下の写真は、Wikipedia(英語版)から借用していますが、撮影の1990年時点では未だ遺跡の上に乗る事ができたようですネ。
但し、この写真は画像処理で左右を反転させたもののようです!!??
実際に私が同じ様な角度で撮影したものがこれ。
これを左右反転処理したのがこれ。
さて、この後はアブシンベルに向けて、警察護衛の観光バス・コンボイの中に入って、砂漠に敷設された自動車道を280km程ひた走ります。
下の地図を見てください。

アスワンからアブシンベルに向けて道路が描かれていますが、その横にある湖がアスワン・ハイ・ダムで作られるナーセル湖(長さ550km、面積は5,250 km²)です。アスワンからアブ・シンベルまでは3時間ですが、殆ど真直ぐの道路を280km程走る以上の大きさを持っている事になります。
その道路から見られるのは殆どが砂漠の景色。よく写真できれいに写る砂漠とはイメージが違いますが、これも砂漠。緑が時々見られるようになるのは、3時間の行程の内の後半45分程。ナイル川(ナーセル湖)からの誘導水路や、ナイル川(ナセル湖)が増水した時の逃し水路も整備されていました。
この日は朝が早く、ただただ砂漠を走るというのは睡眠時間としては良かったのですが、できるだけ映像に収めてみました。それを編集したのがこれ。
エジプト・アスワンからアブ・シンベルまで、観光バスから見た砂漠