ガイドの説明の中で、江戸時代にピラミッドを背景にとった日本の武士の写真があるとの事で探してみました。それがこれ。
良く見れば、見えているのはスフィンクスの頭部のみ、この時には未だ殆どが埋もれていた事になります。
尚、ガイドの話では、現在見えているスフィンクスは1つだけですが、実はそれはカフラー王のものであって、クフ王のスフィンクスはある店の下に、メンカウラー王のスフィンクスは現代の墓の下にあるとの事。夫々問題があって掘り出せないのだといいます。(衛星写真で分っているとの事ですが、本当ならスフィンクスについて言われる多くの謎の1つが解決されますネ)
ピラミッド・エリアでのもう一つの見所が、太陽の船博物館(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、「クフ王の船(Khufu ship)」。解説はこちら)。
大きいので全体を上手く写真にする事ができないので、博物館にある模型の写真がこれ。
実際に発掘されたクフ王の船については、動画としてYouTubeに登録しましたので見てください。(注:太陽の船博物館はビデオ・カメラ共に持込みも撮影も可能ですが、三脚は許可されず入口で預ける必要があります)
これは第一の太陽の船といわれているものですが、早稲田大学・吉村教授のチームが発見した第二の太陽の船は未発掘です。
その発掘については、プロジェクトが既に作られているそうです。ここを参照。その記事によると、
「現在、吉村教授を所長とするNPO法人太陽の船復原研究所がこの『第2の太陽の船』を発掘・復原するプロジェクトを進めている。完成は2012年の予定だ」そうです。
ここで参考までに、ピラミッド・エリアにおける入場料(2009年2月10日現在)は、
・ピラミッド・エリアへの入場料: 60L.E. (必須)
・クフ王ピラミッド内入場料 :100L.E. (オプション)
・太陽の船博物館入場料 : 50L.E. (オプション)
(L.E.は、エジプト・ポンド。ここを参照。2月21日時点では、1 ポンド = 16.62円)
因みに、ルクソール地区遺跡への観光入場料(最新情報は別途確認が必要)は、ここを参照してください。
要するに、各遺跡への入場料はオプションとしてあるのを含めて、馬鹿にならない金額になる事を認識しておく必要があります。幸い、パック・ツアーになっていましたので、旅行中は殆ど総計金額について気にしなかったのですが、ブログにまとめている中で驚いている所です。