YouTubeの動画がダウンロードできる機能については、既に1月20日頃にはホワイトハウスチャンネルの動画で実現されていました。例えば、
動画エリアの左下にある「Download this video」をクリックすると、「High Quality MP4」形式(Quick Time Playerが必要)でダウンロードできます。
確かに、ネットワーク環境に影響されないので、ローカルでの再生は画質・使い易さの点でメリットがあります。
動画を登録するパートナーは、Public Domain 、LICENSE:Creative Commons 、有料などの条件を付けられ、有料の場合はGoogle Checkoutで決済できます。グーグルとしては、有料の場合に何らかの配分を確保して、YouTubeの収益向上を図りたいという所でしょうか。
クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)については、ここを参照。
ブログで挙げられている現状の提携パートナーとしては、大学(講義など)などが挙げられています。これまで問題になってきた著作権に関わるエンターテイメント系の動画に対しては、別の収益化方法(動画再生中の広告)をとっているようですから、たとえ僅か(現状提示されるのは1ドル程度との話し)でも、(オンラインでは見られる訳ですから)金を出してダウンロード(してローカルで見たいと思う程)する価値のある内容が要求されます。
尤も、現状のパートナーとなっている大学の講義動画については、(全部をチェックした訳ではありませんが)LICENSE:Creative Commonsとなっています。今後徐々にパートナーを増やし有料化を含めて内容や方式の検討・評価をしていくのでしょう。
現時点で直接に影響がありそうなのは、YouTubeからの動画ダウンロード機能を実現しているソフト(サービス)メーカでしょう。MP4からWMVなどへの形式・サイズ変換を重点にする事になるのでしょうか。
ラベル:YouTube