このサービス「ソフィアステージ」の利用は無料ですが、ベースとなっているワイズポケットのサービス「エンソフィア(ensophia)」は、ASP形式で非営利組織のみへ有償提供(サービス開始は2009年2月頃)を予定。
使い方の説明はこちらにありますが、「エンソフィア」での動画説明もあります。
「ソフィアとは、ギリシャ語の"sophia(知恵)"と、英語の"sphere(球)"をモチーフにしたもので、エンソフィアではカードを詰め込むカプセルとしての機能」という意味を込めているとか。
「ソフィア」は1つの情報コンテンツで、説明文・写真・動画の他にドキュメント(Officeファイル)・グラフなどを収めた(1つ以上の)「カード」から構成されています。
実際に、説明文と写真(Flickr登録)・動画(YouTube登録)からなる「ソフィア」を作ってみました。
ドキュメント変換とグラフ作成もできます。
「カード」の種類と内容については「使い方」を見てください。
作った「ソフィア」は、公開レベルを設定した上でWeb公開ができます。また、「ソフィアステージ」(或いは「エンソフィア」)内で、グループを作って「ソフィア」の共有ができます。
作成した「ソフィア」を他ユーザに送ったり(ソフィア便)、「ソフィア」に対してコメントを付ける事ができ、他ユーザが作成した「カード」を自分の作成する「ソフィア」の一部として引用(リサイクルボックス)もできるなど、コミュニケーション機能も持っています。
最近、写真や動画の共有サイトやブログの共有サイトをマッシュアップする形で、複数の情報形態(テキスト、写真、動画など)を統合化したコンテンツ(タイムライン、ボード)とするサービスが多くなっています。
- オンラインの付箋サービスが登場【2008年04月07日】
- ソニースタイルから、動画や写真を時間軸で捉えるビューアが登場【2008年09月27日】
「ソフィアステージ」(或いは「エンソフィア」)も、技術的なコンセプトとしては複数の情報形態を1つのコンテンツとしてパッケージに括ろうとしていますが、これらのサービスとは想定するシチュエーションが違い、統合化したコンテンツを一般的なコンテンツにするという新しい(より汎用化する)試みであり良い結果になって欲しいもの。
ここで、簡単に使った範囲で認識した課題について。
- 説明文を入れるテキストカードでは、htmlで設定できる書式指定ができません。Google ドキュメントやZoho Writerでの書式指定レベルができるといいのですが、最低限でリンクやリストの指定ができるようになって欲しい。
- 「カード」内容の準備をした上で登録する事が多いと考えていますが、FlickrやYouTubeで登録・検索をした結果(URLなど)の活用ができるようになって欲しい。
問題点の指摘をありがとうございました。
テキストカードにつきましては、簡単な編集機能を実装しました。現在http://www.ensophia.jp/からフリートライアルをご利用頂ける様になっておりますので、そちらからアクセスして頂ければ、最新のテキストカードをご利用頂けます。
次に、「flickrやYouTubeで登録・検索をした結果(URLなど)の活用ができるようになって欲しい」というご要望についてですが、もう少し具体的にご説明頂けると助かります。
また、ご利用頂く中で、他にもご要望などありましたら、ぜひ意見をお聞かせ下さい。
コメントにて、失礼致しました。
【鎌倉太郎】
ありがとうございました。
1.テキストの編集機能を確認いたしました。有効に使えるようになると思います。正式化に期待しております。
ただ、リスト表示された所に、追加の項目を挿入しようとしても、(入力時にはリストと同じ位置にありながら)ページ左端になるのは不具合でしょうか?
2.「flickrやYouTubeで登録・検索をした結果(URLなど)の活用ができるようになって欲しい」という件。
キーワード検索をすると、一般的な検索結果としてかなりの数がでてきて、「これ」というものを探すのに苦労します。特に自分で登録したものは、改めて検索するという感覚はありません。また、画質などから類似の映像・タイトルでも特定のものを選択・活用したくなります(その為に、YouTubeや flickrを直接使います。
YouTubeでは、埋め込み用のスクリプトやURLが表示されています。http://hicheese.jp/では、YouTube動画を活用する時にURLを直接使っています。
flickrでは、明示的にURLを表示している訳ではありませんが、ブラウザ対応のURLフィールドから認識できます。flickrにアクセスする時のAPIインターフェースにURLの指定ができるかはわかりませんが・・・・
参考までに、Windows Liveのフォトでも埋め込み用のスクリプトやURLが表示されています。
敗北の原因の1つとして、マイナーなリナックスOSをベースに開発された点が挙げられます。
今やブログの方が汎用性も高く、すでに多様な種類のファイルの統合も可能です。
今後はエンソフィアから何かを生み出すのではなく、ブログの無限の可能性に着目した方が無難のように思われます。
御参考までに。
【鎌倉太郎】コメントをありがとうございます。システムによる勝ち組/負け組みの判断は別にして、情報をどのように発信・蓄積・整理するかという事でのコミュニケーションツールとして、マダマダ試してみるべき点は多いと思っています。実際に、Seesaaブログシステムは他のブログと比べてよい機能を多く持っていて、便利に利用させてもらっていますが、完全に満足できるものではないと思っています。色々なツールの良い点を取り入れていく意味でも、他の形式のツールもチェックしていく必要があると考えています。