USBの新規格「USB3.0」が、USB Implementers Forum(USB-IF)で公開されました。
「USB3.0」のウリは、「USB2.0」(最大480Mbps)の約10倍のスピード(最大5Gbit/s)。「USB2.0」では「High Speedモード」と呼ばれましたが、「USB3.0」では別名「SuperSpeed USB」。更に「USB 2.0」の給電能力100mA/500mA (5V)より増やされるようです。
「USB3.0」の規格は公開されたからといって直ぐに製品が出てくる訳ではなく、2009年後半に「USB3.0」対応のコントローラLSIが出てきて、2010年になってから一般向けの製品が出てくると見られています(「USB2.0」の時も同じ程度の時間差がありました)。また、2009年後半にも出ると言う「Windows 7」で実装されるかはマイクロソフトで検討中との事。
参考:「次世代の高速「USB 3.0」規格の仕様が正式決定」
「USB2.0」が公表されたのは2000年4月ですが、この8年の内に、外付けHDD製品も数十GBの容量が通常であったのに、最近では数百GB~1TBになっていますし、転送する情報もビジネスデータ(文書、表)から映像(動画、写真)が多くなってきていますがら、バックアップや処理スピードの必要性からすると10倍と言うのは当然なのかもしれません。
ただ良い事ばかりではなく、「USB 2.0」の最大伝送距離5mが、「USB3.0」では3mとなるようです。
もし、「USB 4.0」があるとしたら、転送スピードより給電能力を増強するものにして欲しいものです。何しろルータ・HUBやNASに加えて、USBインターフェース機器(デジカメ、PDA、携帯電話、・・・・・)が増えたもので、自宅のPC周りは周辺機器用のドッキングステーションとACアダプタの「集合場所」になっています。ACアダプターはOAタップに装着しっぱなしですよネ。以前は、PC・モニターとプリンター・スキャナー用のコンセントさえ用意すれば良かったのに・・・・・
所で、USBの給電能力を使った家電製品も出てきて、小形扇風機や電灯などはよくオフィスで見かけますが、こんなアイディア商品もあるようです(体験なしの紹介のみ)。
「USBあったか弁当箱ポーチ」