マイクロソフトのニュースリリースによると、自社製品の個人向けオンラインストア「Microsoft Store」を2008年11月17日(月)にサービスを開始した事を発表しました。
マイクロソフト・オンラインストアは、既に11月13日から米国・韓国・ドイツ・英国で開始しています。日本は5番目とかで、他の国(言語)は(フランス、スペイン、オランダは準備中で)来年中には順次開始するようです。
日本のサイトはこちら。
決済方法は、主要クレジットカード・コンビニエンスストア決済・Pay-easy決済・ネットバンク決済が利用可能ですが、価格はメーカーとしての推奨価格になっていますので、価格に関してメリットは全くありません。
例えば、
Windows Vista Ultimate SP1 (メーカー提供:10,000円キャッシュバックキャンペーン中)
Microsoft Store価格 ¥ 40,740 (税込)
Amazon.co.jp価格: ¥ 34,629 (税込)
Microsoft Office 2007 Personal
Microsoft Store価格 ¥ 47,040 (税込)
Amazon.co.jp価格: ¥ 41,207 (税込)
といった具合。(量販店を含めた)販売会社に対する従来からの付き合いを考えれば当然ですが・・・・
PCの場合は、選択幅が広いのとDell対抗という事で、Hp・NEC・富士通なども(同等レベルであれば)Web価格が安くなっています。
しかし、マイクロソフト製品は同じメーカー価格でも状況が違いますネ。
「低価格ノートPCなど、光学ディスクドライブの搭載されていないPCをお持ちのお客様でも、ソフトウェア製品をダウンロードで購入してインストール」できるとしていますが、低価格ノートPCと同等価格のOfficeソフトをダウンロード購入するのでしょうか。しかも、ダウンロード版でもDVD(CD)メディア版と(現状は他の国でも)価格は変わりません。普通のソフトであればダウンロード版は安いのですが・・・・
一方、「OpenOffice.org 3.0.0」(日本語版のダウンロードはこちら。未だ体験していませんが・・・)やGoogleドキュメント(Zohoドキュメントも!)もあるので、推奨価格自体を徐々に下げてほしいもの。
マイクロソフトとしては、クラウド・コンピューティングの時代を睨みながら、まずは直販Webショップの形態を持つ事が目的でしょう。そのうちにソフトのオンライン版を実現・提供しながら、(無償提供サービスとの連携を含めた)ワンストップサービスや支援・保守・ライセンスサポートの付加サービスなどをWebサービスとして加えていくのでしょう。
マイクロソフトには、こちらの方も期待したい。
ラベル:オンラインストア