2008年09月01日

マイクロソフトの「Internet Explorer 8β2」がリリース

マイクロソフトの「Internet Explorer 8β2」(以下では、IE8)がリリースされました。早速多くの人が試してレポートを出しています。

使い込んでいる人のレポートである為か必ずしも良くはない様で、「先進的な面もあるが、全般的にFirefoxなど他のブラウザに追いついたレベルで、β2といえども品質上は未だ高くはない」という評価のようです。

IE 8 β2を試してみた――プライバシー機能に進歩あり (1/5)



私にとってIEは、何も処理をさせていない時のMPU使用率が低い事が魅力なのです。Firefoxなどは、応答性能を向上させる為にかなり先読み(解析)をしている様で、Windows XPのタスクマネージャのCPU利用率での計測は、何も処理依頼をしていない状態でも20%前後。IE8では同じページをアクセスしている状態で、何も処理依頼していなければ、CPU利用率 2%前後になっています。


バックグラウンドで映像のエンコーディング処理(MPUは使用率100%で1~2時間。タスクプライオリティは低い設定)をしている時、Word/Excelなどを使いながら、参照するWeb情報を見る為にブラウザを立ち上げたままにしています(勿論、複数タブを開いたまま)。

この辺のエンコーディング処理時間の違いは大きいと感じています。ただ、IE7では環境の為かトラブルが多いので、現状はFirefox3を使っています。
しかし、通常は(IE6、Firefox3を含めて)あまりレスポンス性能の違いを感じなかったのですが、今回IE8をインストールしてみると、IE6との比では特に画像の多いサイトからのダウンロード(表示の完了)が早くなって、改めてFirfox3と比べても(感覚的に)変わらないように思います。


そこでIEにとって目新しい点を中心に、今後暫く使ってみる事にしました。

マイクロソフトがIE8の目新しい所(新機能)としているのが、このページ(ダウンロードも)。



その中でも見た目に直ぐに確認できるポイントから。

1.アクセラレータ

β1ではActivitiesと呼ばれていたとの事ですが、本ブログで紹介した:
知りたいキーワードの内容を、読んでいるページ内で表示するサービス」【2008年8月10日】
と同じ考え方。一般的に「スマートタグ機能」と呼ぶ概念に近いようです。

マウスのドラッグで文字範囲をマークすると近くにアクセラレータのアイコンが出て、そのアイコンをクリックするとメニューが出ます



メニューからアプリケーションを選択すると、「Googleで検索」の場合は文字範囲のテキストをキーワードとして検索をしてくれます(結果は別タブ)。別のブラウザであるとプラグインなどで実現しているのでしょうが・・・・・

追加のアクセラレータを設定したり管理する手段も用意されていますが、日本語対応のアクセラレータが無かったりという事(ただし、翻訳機能は日本語を含みます・・・)で、これは別の機会に。


2.InPrivate ブラウズ

セキュリティ上での大きい機能として、「ブラウズ履歴、インターネット一時ファイル、フォーム データ、Cookie、ユーザー名/パスワードのブラウザーへの保存を実行せず、ブラウズ履歴や検索履歴を残さないようにする」というもの。


メニューの「ツール」又は「セーフティ」→「InPrivate ブラウズ」をクリックすると、別のIE8ウインドウが開かれます。URLアドレス欄の左に「InPrivate」の文字が出てきます




ブラウジング上は何ら変わりませんが、メンバーサイトにログインする都度ユーザー名を入れるのが面倒に感じる時があります。InPrivate機能は、ブラウザを終了すれば終わります。通常のブラウザ・ウインドウとInPrivateブラウザ・ウインドウは、同時に共存しますので、サイトによって切り分けて使う事もできます。


3.互換を維持して表示

マイクロソフトは、IE8をW3C(World Wide Web Consortium)規格に極力即した対応をしようとしている反面、企業でのアプリケーション開発で活用されてきた経緯で、仕様の継続性を求められています。そこで出てきたのが互換モード。「ツール」→「互換表示」をクリックします(サイト毎に継続的に維持・管理されます)。
尚、自動で(IE専用ページのDOCTYPEタグを認識して?)「互換を維持して表示」となっている場合もあるようです。

しかし、「互換性」については未だ十分ではなく、不具合(認識できていない?)として未だあるようです。2008年8月20日時点で、「http://www.zoho.jp/」→「Zoho Sheet」→ログインの場合、IE7ではログインと同じウインドウに以降の「Zoho Sheet」処理ページが表示されます(Firefox3も同じ)。IE8(の互換モード)では別のウインドウが(再度の)「ログインページ」→「Zoho Sheet」処理ページ」として立ち上がります。
(一般的なログイン時の問題ではないようで、Googleへのログインは正常に処理されます)



その他にも多くの新機能がありますが、「ブラウジング履歴を全てサーバーに送る」事が条件になる「クイック検索」や実際にトラぶらないと分らない「自動クラッシュ回復機能」などもあり、確認できる(した)所から順次紹介します。


IE8の品質からすると、IE8の新機能を知る為に試行する事は十分可能だと思います。しかし、業務上の利用でトラブルが許されない(業務に組込まれている)場合は勿論の事、直ぐにIE8をメインのブラウザとして活用するという事は控えた方がいいと思われます。

尚、試行する場合には、既にβ1をインストールしているとか、幾つかの条件で問題になる事が報告されていますので確認をしてください。

IE 8β2インストール時の注意点

Windows Internet Explorer 8 ベータ 2 リリース ノートします。



【改訂】(2008/09/01 10:15) 字句修正



posted by 鎌倉太郎 at 00:45| 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 体験利用 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一部のアドオンを利用しない限り、Firefoxが先読みできるのはGoogleの検索結果の1件目など明示的に許可されたページのみです。
重くなるアドオンもありますので、そういったアドオンをインストールしているのが原因かもしれません。
もし、Firefox3をインストールしたばかりなのに重くなる、ということであれば、攻撃サイトなどの情報をダウンロードしてるためかと。この初期作業が終われば落ち着くはずです。
Posted by at 2008年09月01日 11:43
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