2008年08月29日

Zoho Sheetマクロ機能の「グラフの取り扱い」について

グラフのマクロ機能については、「マクロの記録」を使って確認するのが良いので、プログラミングに関わる点だけを抽出しておきます。


基本的に、Zoho Sheetにはグラフシートの概念が(現状は)ありませんので、埋め込みのグラフだけになります。グラフ作成は具体的には、

  • ChartObjectsコレクション.Add ( _
      Left:=左端位置 , Top:=上端位置 , Width:=幅 , Height:=高さ )


グラフの形態は、Chartプロパティを使って設定します。一例:

    With ActiveSheet.ChartObjects.Add(Left:=60, Width:=400, Top:=150, Height:=300)
        .Chart.SetSourceData Source:=Range("B2:F8"), PlotBy:=xlColumns
        .Chart.ApplyDataLabels Type:=xlDataLabelsShowValue
        .Chart.ChartType =xl3DColumnStacked
        .Chart.HasTitle = True
        .Chart.ChartTitle.Text = "地域別売上"
        .Chart.Axes(xlCategory, xlPrimary).HasTitle = True
        .Chart.Axes(xlCategory, xlPrimary).AxisTitle.Text = "地域"
        .Chart.Axes(xlValue, xlPrimary).HasTitle = True
        .Chart.Axes(xlValue, xlPrimary).AxisTitle.Text = "売上"
        .Chart.HasLegend = True
    End With



地域別売上 - http://sheet.zoho.com


Zoho Sheetでは、(現状は)Nameプロパティが使えませんので、チャートの識別はインデックス番号(グラフの重なり順)による為、複数のグラフを扱う時には注意が必要です。

既にあるチャートの形態変更の方法の例:
  1.   ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.ChartType =xlLineMarkers

  2.     With ActiveSheet.ChartObjects(1)
        .Left = 131
        .Top = 128
        End With
    (埋め込みグラフが図形オブジェクトである事から指定できるようですが、Zoho Sheetには現状図形オブジェクトの概念はない・・・・)

グラフ作成の為の初期コードは、上述しましたが「マクロの記録」機能を流用するのが良いようです。Zoho Sheetでマニュアル設定できないものは、マクロ機能でも設定できません(隠れ機能は現状見つけていません)。



これらは全て単純な構文での確認によるものです【2008年8月29日現在】。

posted by 鎌倉太郎 at 21:32| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験利用-Zoho Sheetマクロ | 更新情報をチェックする
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