2008年08月27日

Zoho Sheetマクロ機能の「行と列の取り扱い」について


新しい行や列の挿入やセルの高さや幅の変更は、行や列の単位で行いますが、Zoho Sheetのマクロ機能でも、同様に指定できます。

そこで今回は、「行と列の取り扱い」です。


まず、行と列の参照です。具体的には、

  • オブジェクト.Rows(行数)
  • オブジェクト.Columns(列数)

行や列の参照形式は、




指定したセル範囲を含む行全体又は列全体の参照指定もできます。具体的には、

  • Rangeオブジェクト.EntireRow
  • Rangeオブジェクト.EntireColumn


これらに対して「Insert」メソードや「Delete」メソッドで挿入や削除を実行します。


行や列に関する各種情報も取得・設定できます。具体的には、

行番号や列番号

  • Rangeオブジェクト.Row
  • Rangeオブジェクト.Column

尚、表の最後のセルの行番号と列番号は、次のように取得できるので便利。

Sub RowColumnLastCell()
    Dim tempRange As Range, cnt As Integer
    Set tempRange = Range("B2").CurrentRegion
    cnt = tempRange.Cells.Count
    MsgBox "表の最後のセルの行番号 :" & tempRange.Cells(cnt).Row
    MsgBox "表の最後のセルの列番号 :" & tempRange.Cells(cnt).Column
End Sub


行の高さ、列の幅
  • Rangeオブジェクト.RowHeight
  • Rangeオブジェクト.RowHeight = 設定値
  • Rangeオブジェクト.ColumnWidth
  • Rangeオブジェクト.ColumnWidth = 設定値


行や列の表示・非表示

  • Rangeオブジェクト.Hidden
  • Rangeオブジェクト.Hidden = True/False


行や列の幅の自動調整

  • Rangeオブジェクト.AutoFit

但し、行の高さや列の幅を標準のものに戻す「UseStandardHeight」プロパティや「UseStandardWidth」プロパティは、実現できていません。



注意:これらは全て単純な構文で確認しただけです【2008年8月26日現在】。

posted by 鎌倉太郎 at 11:07| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験利用-Zoho Sheetマクロ | 更新情報をチェックする
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