2008年08月23日

Zoho Sheetマクロ機能の「ブックの取り扱い」について


Zoho Sheetにおける(MS-Excelでいう所の)ブックは、現状では同時に扱えるのが1つのブックだけになります。用語としての「ブック」も無い様なものですが、マクロ機能から見たらファイル(マイシート、共有シート)名を取得しようとした時には必要な概念になります。(以下ではブックと呼称します)

現状としては、フォルダなどによるブックの蓄積場所の区分けもできません。


従って、Zoho Sheetにおけるマクロ機能から見た時には、「Open」も「Close」もありません、Workbooksコレクションもありません。また、アクセスPathもありません。
ただ、「Workbooks(Workbooks.Count).Name」は有効処理されているようです・・・・・
Path指定の「C:\kamakura\」などの構文は認識されていますが、Path指定の内容は無視されます。「"C:\kamakura\売上" & "0821"」では、ファイル名として「売上0821」となります。


Zoho Sheetにおけるマクロ機能から見たブックは、マクロを収めているブックだけです。これはオブジェクトとして
ActiveWorkbook 又は ThisWorkbook
で指定します。


ブックの保存については、かなり実現されています。具体的には、

オブジェクト.Save

オブジェクト.SaveAs ファイル名

オブジェクトSaveCopyAs ファイル名

ファイル名では、「FileName := ファイル名」も有効。


新規ブックやバックアップなどは、「SaveAs」や「SaveCopyAs」メソッドを使います。

ブックの属性として、プロテクトはできません。一度保存してから変更がされているかを確認する「Saved」プロパティも使えません。ブックの名前を調べる「Name」プロパティだけのようです。



尚、MS-Excelのマクロ「SaveAS」メソッドで指定できるFileFormat、Password、ReadOnlyRecommended、・・・・などはできませんが、Zoho SheetにおいてFileFormatを変換して出力する事は、エキスポートで実現されていますネ。




posted by 鎌倉太郎 at 08:06| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験利用-Zoho Sheetマクロ | 更新情報をチェックする
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