Zoho Sheetにおける(MS-Excelでいう所の)ブックは、現状では同時に扱えるのが1つのブックだけになります。用語としての「ブック」も無い様なものですが、マクロ機能から見たらファイル(マイシート、共有シート)名を取得しようとした時には必要な概念になります。(以下ではブックと呼称します)
現状としては、フォルダなどによるブックの蓄積場所の区分けもできません。
従って、Zoho Sheetにおけるマクロ機能から見た時には、「Open」も「Close」もありません、Workbooksコレクションもありません。また、アクセスPathもありません。
ただ、「Workbooks(Workbooks.Count).Name」は有効処理されているようです・・・・・
Path指定の「C:\kamakura\」などの構文は認識されていますが、Path指定の内容は無視されます。「"C:\kamakura\売上" & "0821"」では、ファイル名として「売上0821」となります。
Zoho Sheetにおけるマクロ機能から見たブックは、マクロを収めているブックだけです。これはオブジェクトとして
ActiveWorkbook 又は ThisWorkbook
で指定します。
ブックの保存については、かなり実現されています。具体的には、
オブジェクト.Save
オブジェクト.SaveAs ファイル名
オブジェクトSaveCopyAs ファイル名
ファイル名では、「FileName := ファイル名」も有効。
新規ブックやバックアップなどは、「SaveAs」や「SaveCopyAs」メソッドを使います。
ブックの属性として、プロテクトはできません。一度保存してから変更がされているかを確認する「Saved」プロパティも使えません。ブックの名前を調べる「Name」プロパティだけのようです。
尚、MS-Excelのマクロ「SaveAS」メソッドで指定できるFileFormat、Password、ReadOnlyRecommended、・・・・などはできませんが、Zoho SheetにおいてFileFormatを変換して出力する事は、エキスポートで実現されていますネ。
ラベル:Zoho Sheet マクロ機能