シート関連のプログラミングではセルの参照が基本的な処理対象として行われますが、ここでZoho Sheetマクロ機能のセルを参照する色々な形式をまとめておきます。
基本的にはMS-Excelと同じで「Range」と「Cells」になります。その参照方法も殆どが実現できています。
まず、「Range」プロパティについて
- オブジェクト.Range(セル指定)
又は
オブジェクト.Range(セルの先頭,セルの終端)
具体的には、
「Cells」プロパティ
- オブジェクト.Cells(行番号,列番号)
- オブジェクト.Selection
- オブジェクト.ActiveCell
更には、セルの選択をする「Select」メソッド、セルをアクティブにする「Activate」メソッドも使えます。
しかし、「Goto」メソッドは実現されていません。
便利にセルの参照ができる「CurrentRegion」、「Offset」、「End」、「Resize」などの各プロパティを初め、「SpecialCells」メソッドも実現できています。
当然ですが、「SpecialCells」メソッドはZoho Sheetで実現できている機能の範囲です。
具体的には、
- xlCellTypeBlanks
- xlCellTypeComments
- xlCellTypeConstants
- xlCellTypeFormulas
「Resize」プロパティを使うと、表の行見出しや列見出しに色などの書式設定によって表の体裁が整えられますので、必要な範囲は十分実現できていると思われます。
また、「Union」、「Intersect」の各メソッドは実現できていません。
尚、Zoho Sheetで結合セルの実現が横方向だけ(?・・・のようです)で、「MergeArea」プロパティの動作が確認できていません。
ラベル:Zoho Sheet マクロ機能