米国NASAは、
小惑星(Asteroid)が地球に衝突する事態を回避する事を最終目的として、小惑星に人工衛星を衝突させて軌道変更の程度を評価する実験を行いました。実際2022年9月26日23時16分(UTC)に、
DART(Double Asteroid Redirection Test)衛星を二重小惑星「
ディディモス(Didymos)」の衛星(ディモルフォス、Dimorphos、旧・ディディモスb)への衝突に成功しました(
こちらを参照)。その後2週間ほどでの結果評価は、
こちらの記事によると、小惑星「ディディモス」を11時間55分かけて周回していた衛星(ディモルフォス)の軌道が、32分変化して11時間23分に短縮された事を確認したとしています。NASAは衛星(ディモルフォス)の軌道周期を73秒以上変化させる事が成功の最低条件としていたので大成功という事になります。
こちらは2022年10月8日にNASAのハッブル宇宙望遠鏡が衛星(ディモルフォス)を撮影した画像ですが、衝突して噴き出した破片などがどのような動きをするかも、より深い小惑星理解の為に追跡するそうです。
こちらは近赤外線観測ができるSOAR 望遠鏡(Southern Astrophysical Research Telescope)による衛星(ディモルフォス)の追跡画像 【改訂】 2022年10月22日 00:30 画像の追加
posted by 鎌倉太郎 at 19:00| 神奈川 ☁|
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日記-惑星探査
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