武漢肺炎対策で「首相官邸HP」のワクチン接種状況(こちら)で、11月16日公表データによると2回の接種者が75.4%で1回の接種者が78.4%となっています(こちら)。接種回数は一時の増加数と比べると随分減少してサチリ始めているようですが、未だ1日に数十万人増えていますね。
国別の接種状況のグラフを見ると、接種者が75%を越えるとサチる傾向にあります。そうは言っても、日本で65歳以上の人は90%ぐらいで飽和状態になっていてます。また、接種の対象(12歳以上)でない人は(総務省の統計データで)9.4%いるので、目標は80%まで到達できたら素晴らしい・・・とせざるを得ないでしょう。「年齢階級別の実績」を見ると若い人達の接種率も上がってきました(こちらを参照)。今後は12歳未満への接種が課題になっていますね。
一方、NHKの感染状況HP(こちら)によれば、国内の新規感染者数・死者数・重症者数も急減しています(こちら)。国内で入院中・療養中などの人数も減ってきています。日本で短期間に急減少した要因の理由は特定できていないようですね。しかし、ワクチンが短期間で高率まで接種された事が第一要因、2つ目が(3密防止施策もあったでしょうが・・・)個々人がマスクなどにより「周りの人に迷惑を掛けない」という意識で新規感染者を極力抑えられた事ではないでしょうか。
さて、米国・欧州で一度収まりつつあった武漢肺炎ですが、再度感染患者が増えてきました(こちらを基に集約したのがこちら。感染者・死者、国別にグラフのメッシュ単位が異なるので注意)。変異ウィルスによる拡大が特に見られない中、ワクチンの効力減少が挙げられています(最近の新規感染者はワクチン未接種者が多いという統計も・・・)。
こちらの厚生省ページの「有効期限の取扱い」では、
(1)ファイザー社ワクチンは「9か月」
(2)武田/モデルナ社ワクチンは「7か月」
とされています。米国では2020年12月中旬にワクチン接種開始、EUでも2020年末までには本格的接種が始まっていました(こちらのページを参照)。上掲のグラフで2021年6月 or 7月頃から増えていますので、「ワクチンの効力減少」は十分に説得力があります。
(1)ファイザー社ワクチンは「9か月」
(2)武田/モデルナ社ワクチンは「7か月」
とされています。米国では2020年12月中旬にワクチン接種開始、EUでも2020年末までには本格的接種が始まっていました(こちらのページを参照)。上掲のグラフで2021年6月 or 7月頃から増えていますので、「ワクチンの効力減少」は十分に説得力があります。
また、(私は専門家ではありませんが)欧州でのグラフを見ると、感染者が多くても死亡率の低減効果はあるようです(米国は州による状況のバラつきがあるようなので不明確)。
米国、欧州では既に3回目接種を開始した国があります。世界的にはワクチン接種の開始が遅れた日本でも、3回目接種が順次開始されるようです。厚生省ページの「有効期限」からして、7月末にファイザー社ワクチンの2回目接種を終えた私は来年4月までに3回目接種を受ければよいという計算になります。