2020年09月11日
国際宇宙ステーションに設置した放射計で、米国カリフォルニア州の森林火災に対して火災現場を特定
国際宇宙ステーション(International Space Station)に設置した放射計(multispectral thermal infrared radiometer.)を使って、植物の温度を測定する継続的な科学的実験「ECOSTRESS(Ecosystem Spaceborne Thermal Radiometer Experiment on Space Station)」をしていますが、米国カリフォルニア州の森林火災に対して活用し高い温度を発生している地点を活発な火災現場として特定しています。
赤色の部分が表面温度:華氏375度(摂氏191度)を超える地域で、オレンジ色は熱波などにより深夜にもかかわらず高温を発している事を示しています。
日本語の字幕のあるYouTube動画(149) - 「シェイクスピアの『テンペスト』を読むべき理由」
チャンネル「Kurzgesagt – In a Nutshell」や「TED」などテーマの解説をするYouTube動画では、動画中の解説音声は英語でも、YouTubeの機能を活用して字幕を付けてくれます。それらの動画は内容的に範囲の幅も広く有益な(時として思いがけない)コンテンツなので、日本語の字幕を選べる動画を紹介していきます。
今回はチャンネル「TED-Ed」のこちら(「シェイクスピアの『テンペスト』を読むべき理由 ― イーサルト・ギレスピー( Why should you read Shakespeare’s “The Tempest”? - Iseult Gillespie)」)。YouTube動画の設定では、「字幕」表示をオンにし、字幕が英語であった場合には言語を「日本語」にしてください。
(英語でも、日本語でも)字幕の切替えが早過ぎる事もあります。その場合には動画設定の「再生速度」を変更してください。
カリフォルニア州の2020年森林火災で、サンフランシスコ市内とヨセミテ国立公園の映像
米国の新聞USAトゥデイ(USA Today)が、カリフォルニア州の2020年森林火災の煙で、サンフランシスコ市内が大変な状況になっている事を伝いています(こちら)。
Smoke from wildfires created some creepy scenes out in California. pic.twitter.com/6YpjpfpD3Z
— USA TODAY (@USATODAY) September 9, 2020
勿論、サンフランシスコ周辺だけでなく米国西海岸全域が森林火災の影響を受けています。
記事中には代表的な観光ポイントの写真を掲載しています。
米国がサンプルリターンを目指す小惑星「ベンヌ」から微粒子放出するアニメ動画
米国の宇宙探査機「オサイリス・レックス(OSIRIS-REx)」がサンプルリターンを目指す小惑星「ベンヌ(101955 Bennu)」に到着した時、「ベンヌ」から微粒子が放出されるのを確認したが、特に障害にはならないとの報道で一件落着と理解していたら、「OSIRIS-REx」チームはその後も微粒子の放出が割と頻繁に発生している事を認識し調査をしていたようです。
こちらの記事によると、「OSIRIS-REx」チームは探査機が「ベンヌ」に到着後300回以上の粒子放出事象について粒子の軌跡を追跡観測し、その内の4つの事象についてアニメーション動画にしたのがこちら。
放出された粒子は「ベンヌ」の重力影響から離脱する場合もありますが、数時間から1週間程周回して再び「ベンヌ」に戻ります。計測した粒子は殆どが0.5~1㎝で最大でも10㎝程度、移動速度は20㎝/秒から最大で3m/秒程度との事。
放出事象は「ベンヌ」の回転に対応した特定のタイミングで発生する事が多いので、日照加熱と冷却による岩石の分解がその主なメカニズムではないかと考えているようです。